「京都国際-智辯学園戦みどころ」ベスト4かけた近畿勢対決!好投続く両校の左腕に注目!【大会12日目第3試合】
19日、第106回全国高校野球選手権大会(甲子園)は大会12日目を迎え、ベスト8の4試合が行われる。第3試合では京都国際(京都)と智辯学園(奈良)が対戦。近畿対決を制してベスト4進出を決めるのはどちらになるのか。 【一覧】甲子園ベスト8進出校 注目は両校の左腕エースだ。京都国際は中崎 琉生投手(3年)、西村 一毅投手(2年)の両左腕が好投を続けている。初戦の札幌日大戦で中崎が完投すると、2回戦の新潟産業大附戦では、西村が被安打3で完封勝ち。この活躍に「(西村に)先に完封されたので、初回から気持ちのこもった投球が出来たと思います」と中崎も触発され、3回戦の西日本短大附戦で完封勝ちを果たしている。互いに切磋琢磨し、大舞台でもその実力をいかんなく発揮している両左腕がチームをベスト4に導く好投を見せられるか。 野手は主将で4番を任されている藤本 陽毅内野手(3年)がカギを握る。ここまで3試合全てでマルチ安打と打撃好調。守備でも安定感があり攻守の軸が存在感を放っている。また今大会途中から1番を任されている金本 祐伍外野手(3年)も藤本同様に3試合連続マルチ安打と当たっている。上位打線が好投続く投手陣を援護し、試合を優位に進めたいところだ。 対する智辯学園のエース左腕・田近 楓雅投手(3年)は、3試合連続で7回以上を投げ、いずれも2失点以内に抑えている。2回戦では健大高崎を相手に被安打8を許しながらも9回1失点完投。得意のチェンジアップを低めに集め、春のセンバツ王者撃破に貢献した。ここまで防御率1.88と力投続くエースの活躍に期待したい。 野手は1番を打つ佐坂 悠登内野手(3年)がチームトップの8安打を放ち、打率.571、出塁率.600とトップバッターとしての役割を果たしている。健大高崎戦では決勝打と放つなど、勝負強さも兼ね備える「恐怖の1番」がチームを勢いづける。