【ラグビー】日本協会土田雅人会長&岩渕健輔専務理事再任 元神戸製鋼マーク・イーガン氏理事に
日本ラグビー協会は23日に都内で評議員会と理事会を開き、土田雅人会長(61)と岩渕健輔専務理事(48)が再任した。 2人は理事を満了する5期10年に達していたが、規程にある「特別な事情」が考慮された。直面する国内外の問題への対処、W杯再招致への重要な時期であることなどが挙げられたといい、土田会長は「日本の中のガバナンスで日本の次は作れるが、世界の次を作っていくのが大事。(W杯再招致の)手応えはある。それをどう実現していくか」。以後の2年で世界を見据えた後継者を定めていく。 また、かつて神戸製鋼(現コベルコ神戸スティーラーズ)で活躍し、国際統括団体「ワールドラグビー(WR)」の要職も担ったアイルランド出身のマーク・イーガン氏(58)が、海外在住者初の理事に決まった。岩渕専務理事はイーガン氏について「日本を外から見ることを、必ず気にしなければいけない。すごく貴重な人材。人脈は土田会長がビル(・ボーモントWR会長)とも電話できる関係ですが、長くWRにいて、さまざまな状況を知っているし、我々が知り得ないことを知る可能性もある。いろいろなラインを使って、情報収集していきたい」と期待を込めた。【松本航】