アジア太平洋アマでの活躍に期待大! 注目アマチュア・中野麟太朗の14本。2番ユーティリティアイアンが「僕にとって重要な一本です」
昨年の日本アマを制し、今年の男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップではアマチュア優勝を惜しくも逃したが4位タイでフィニッシュ。先日行われたフジサンケイクラシックでは2年連続のローアマを獲得。早稲田大学に在学するナショナルチームメンバー、中野麟太朗のクラブセッティング。 中野麟太朗の2番アイアン連続写真はこちら
パター以外の13本はダンロップで、ドライバーはスリクソンZX7 MkⅡの9.5度。シャフトはベンタスTRブルーの7Xを挿している。スピン量が多くなる傾向が強く、これまでいろいろなシャフトを試してきたなかで、ベンタスTRブルーはスピン量が抑えられ「このシャフトは言うことありません」と本人。スリクソンZX MkⅡの3WもベンタスTRブルーの7X。ウッドはこの2本(ドライバーと3W)というパワーヒッターらしいセッティングだ。
ロフト18度のユーティリティアイアン(スリクソンZX MkⅡ 2番)は、「ラクにやさしく打っていきたい」とセッティング中、唯一の〝S〟フレックス。シャフトはモーダス³のハイブリッドプロトタイプ。もともとはXフレックスだったが、ミスヒットの寛容性がSのほうが高く、つかまり過ぎることもなく、吹き上がることもないため、250ヤード先のグリーンを狙う状況やドライバーを握りにくいホールのティーショットでも活用。使用頻度が高く、「僕にとって重要な一本です」と話す。
4Iは以前、マッスルバックを入れていたがミスヒットにシビアで5Iとの飛距離差があまりなく、MkⅡの4Iを試すも、結局「使い勝手がいいんです」とこの2021年モデルのZX7に落ち着いたという。5IからPWはZフォージドⅡ。キャビティを使ったこともあるがラフからの抜けの良さはマッスルバックに分があると、このモデル。
ウェッジはクリーブランドRTX6をロフト4度刻みで3本。50度は1度立たせて49度にして、飛距離の間隔を調整している。
パターはオデッセイのTRI HOT 5K ONEを使用。シャフトはスチールだと「軟らかすぎる」感覚があるそうで、カーボンシャフトのストロークラボを好んで挿している。 10月3日(木)からのアジアパシフィックアマチュア選手権(@太平洋クラブ御殿場C)が目前に控える。この大会に勝ってマスターズ出場を果たした松山英樹、金谷拓実、中島啓太のように、世界へ挑戦する足がかりとできるか、注目だ。