男子100メートル清水(星稜)2位 全国高校総体 10秒50「最高にうれしい」
●男子八種で奈良本4位 全国高校総体(インターハイ)「北部九州総体2024」は29日、福岡県博多の森陸上競技場で陸上の男子100メートル決勝が行われ、清水空跳(そらと)(星稜1年)が10秒50(向かい風1・5メートル)で2位となった。清水は「最高にうれしい。予選は加速で失敗したが準決勝で修正でき、決勝でもそのままいい動きができた」と喜びをかみしめた。 【写真】男子100メートルで2位の清水=福岡県博多の森陸上競技場 高校生最速を決めるレースで身長164センチ、体重56キロと小柄な体格の1年生が躍動した。予選は10秒60(向かい風0・1メートル)と全体の5位タイで通過。準決勝は3位となる10秒37(追い風1・0メートル)で決勝に進んだ。決勝の7人の中で、1年は清水のみだった。 指導する西野弥希(みき)教諭は「100メートルは決勝進出が目標だった。目標を達成できた決勝ではリラックスしていて、周囲やタイムを意識せずに走れたことがいい結果につながった」と話した。 決勝では高校歴代3位となる10秒20の記録を持つ西岡尚輝(東海大大阪仰星3年)が10秒26で頂点に立った。清水は0・24差を付けられたとはいえ、昨年のU18大会を制したアブラハム光オシナチ(東大阪大柏原3年)らを抑え、会場に駆けつけた父の正雄さん(47)、母絵美さん(47)の声援に応えた。 清水は31日、200メートルに出場する。