今週にも竹田麗央の年間女王が決定か? 注目ポイントは“いつ”決まるか… 山下美夢有の逆転条件をおさらい
今季8勝目を飾った竹田が合計3504.30ポイントまで伸ばす
◆国内女子プロゴルフ 第35戦 伊藤園レディス 11月8~10日 グレートアイランド倶楽部(千葉県) 6769ヤード・パー72 【写真49枚】竹田麗央、渋野日向子、原英莉花、小祝さくららが前夜祭でそろい踏み! 日米共催大会を彩る“ドレスアップ姿”を披露
今季の国内女子ツアーは残すところあと3戦。第35戦の「伊藤園レディス」が8日に千葉県のグレートアイランドCで開幕する。
年間レースのメルセデス・ランキングも大詰めを迎えており、早ければ今週にも竹田麗央の初戴冠が決まる。 前週の日米女子ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」で今季8勝目を飾った竹田は、4日間大会優勝で300ポイントを加算。3504.30ポイントまで伸ばしている。 ランク2位につけているのは2022&23年の年間女王・山下美夢有で2732.78ポイント。3位は岩井明愛で2358.06ポイントとなっている。 残り3試合の優勝ポイントは今週の「伊藤園レディス」(グレートアイランドC)が200ポイント、翌週の「大王製紙エリエールレディス」が300ポイント、翌々週の最終戦「リコーカップ」が400ポイントとなっており、岩井がたとえ3連勝して900ポイントを加算しても竹田には届かないため、女王争いは竹田&山下の2人に絞られている。 「TOTO」を12位タイで終えた山下は49.50ポイントの加算にとどまり、竹田との差は771.52ポイントに広がっている。 「伊藤園レディス」で竹田の年間女王が決まる条件を整理すると、竹田が優勝した場合は残りの2戦で山下が2連勝しても届かないため、その時点で竹田の年間女王が決定する。 山下が優勝した場合は、竹田の順位に関わらず逆転の可能性を次戦に残すことになる。 山下が単独2位の120ポイントを得た場合は、竹田が単独7位の50ポイント以上を得れば、竹田の年間女王が決定する。 山下が単独3位の90ポイントを得た場合は、竹田が単独20位の20ポイント以上を得れば、竹田が年間女王に。 山下が単独4位の70ポイント以下だった場合は、竹田の順位に関わらず竹田の年間女王が確定する。 つまり、山下が逆転するためには、「伊藤園レディス」で単独3位以上に入る必要がある。 しかも、残りの「エリエールレディス」と「リコーカップ」で優勝し、さらに、竹田が今週&翌週に予選落ちすることなどが条件となるため、かなり厳しいと言えるだろう。 今季の年間レースの注目ポイントは“誰が?”ではなく、竹田が“いつ”初戴冠を決めるか…というところになりそうだ。
ゴルフのニュース編集部