セブンペイ、9月末でサービス終了 午後3時から会見(全文2)保険加入検討中にハッキング
今後、デジタル戦略を見直すのか
NHK:NHKの【カトウ 00:33:43】です。先ほど質問の中にもありましたけれども、7payというのはグループの中でデジタル戦略の大きな柱に位置付けられていたと思うんですけれども、今回の事態がこのデジタル戦略に対してどのような影響を与えるのか、また今後のデジタル戦略、見直していくのかどうか、この辺りをお願いします。 後藤:はい。ただ今の質問については私のほうでお答えをさせていただきたいと思います。7月1日にサービスを開始して、本当に1カ月という非常に短期間で廃止という決断をしたわけでございます。これがデジタル戦略全体にどういう影響を及ぼすかということで申し上げますと、基本的にデジタル戦略を今後の成長の柱とするということについてはまったく変えるつもりはございません。なおかつ決済という意味においては、私ども、クレジットカードもございます。nanacoという電子マネーもございます。nanacoはいま6000万を超える【板カード 00:34:54】の、世界でございますが、発行の実績がございますので、今でも十分な決済についての情報は入手しております。 それに加えて、7payをよりデジタルに近いところで金融の情報を取り込めるようなということで位置付けておったんですが、ここは今回いったん廃止ということになりますが、この領域、まだまだ非常に可能性があると思っておりますので、今後の中でしっかり検討はしてまいりたいと思っております。以上です。 司会:はい、続きましていかがでしょうか。では右手の中ほどの男性、お願いいたします。
パスワード一斉リセットは一昨日。短期間に何があったのか
テレビ朝日:テレビ朝日の井澤と申します。おとといパスワードの一斉リセットを行い、そこから今日中止が発表されました。その短期間の間に何があったのでしょうか。あともう1点です。サービスの開始から1カ月での中止となりましたが、一番の大きな要因はどこにあると考えていますか。 後藤:はい、ただ今の質問にお答えさせていただきます。パスワードリセットと7payの廃止という、この非常に短期間のうちに起こったということで、何があったのかということだと思いますが、もともとの要因は7月1日にサービスを開始いたしました7payが、2日、3日を中心に不正なアカウントハッキングに遭ったと。それによってチャージをストップ、停止して、新たな加盟、加入も停止するという中で、今までその原因、どこにあったのか、どこに問題があるのかということを、プロジェクトチームを立ち上げて鋭意精査していたという中でございます。 そういった中で、リスト型のアカウントハッキングということもございますので、7iD自体セキュリティーレベルとしては相応のレベルをしっかり確保しているという認識でございますが、やはり安心感という意味において、どこかのタイミングでやっぱりリセットをしようというふうに思っておりました。 ただリセットをするにしても、非常に大きな大量のお客さまが登録されておりますので、その大量の準備という部分がやはりかなり時間が掛かったということで、ある程度の対応準備が整ったところでリセットを入れたということでございます。 7payの廃止についてはそれとまったく別問題でございまして、7pay自体がまさにチャージも新規登録もできない、利用する、使用するだけという、またこれを新たにセキュリティーを抜本的に見直すというシステム改修、開発に取り組むとなると相応の時間が掛かってしまうということ。あとやはり、7pay自体に皆さまどうしてもご心配をお持ちになっているということもあるので、やはり廃止やむなしという判断に至る、これはまったく別な次元で検討して、7月30日と今日という2日にわたってこの事案が発生したというふうにご理解いただければと思います。 あともう1つなんでしたっけ。すいません。 【書き起こし】セブンペイ、9月末でサービス終了 午後3時から会見 全文3に続く