《ブラジル》36歳男が元恋人を強姦致傷=子宮を引き裂こうとして大量出血
ブラジル南東部ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンテ市で元彼女をレイプし、素手で子宮を引き裂こうとした36歳の男が逮捕された。容疑者には既に、弱者への強姦と家庭内暴力で警察沙汰になった前科があったと、7月31日付G1などが報じた。 この事件は同市北部のジャルジン・フェリシダーデ地区で7月30日深夜、22歳の被害者と彼女の3歳の娘が住む自宅内で発生した。被害者が大泣きしながら母親に電話をかけ、「元彼から残忍な暴行を受けて大量出血した」と助けを求めた。母親によって病院に搬送された被害者は、手術を必要とするほどの重傷を負っていた。 加害者のカッシオ・フェルナンド・ドス・サントス・ラガッツィ容疑者と被害者女性は2年間交際していたが、15日ほど前に破局した。この間に、容疑者は被害者宅に3度侵入し、被害者に性的関係を強要しようとしたとされる。 事件当時、容疑者が再び被害者の家に押し入ったとき、彼女は性行為を拒否した。その態度に容疑者が腹を立て、女性に殴る蹴るの暴行を加え、さらに壁や地面に叩きつけたという。恐怖に怯えた被害者が「警察に通報する」と叫ぶと、男は激怒し、被害者の子宮を素手で引き裂こうと、ものすごい勢いで性的虐待を始めた。この暴力により女性は大量に出血した。 現在も入院中の被害者は警察の事情聴取に対し、加害者がどのようにして彼女の家に侵入したのか分からないと話していると言う。 事件を担当するニコラス警部補は、「容疑者が塀を飛び越えたことは分かっているが、鍵を持っていたのか、それとも強引に押し入ったのかは不明だと、被害者は話している。午前2~3時頃に、容疑者が『よりを戻そう』と語りかける声で、彼女は突然目覚めたのだという」と説明した。 警察に寄せられた目撃情報により、カッシオ容疑者の居場所を特定し、逮捕することに成功した。同警部補は、「容疑者は自分が逮捕されるとは思っていなかったようだが、抵抗せずに素直に車から降りた。車内からは3本の鋭利な刃物が見つかった。彼は犯行を否認している」と説明した。 警察によると、カッシオ容疑者には弱者への強姦と暴力の前科があった。現在も警察による捜査が進められている。