「恐れずにやってくれた」東京Vの城福監督は、相手にチャンスを与えなかった前半の出来を評価「鹿島戦では不甲斐なかったので…」
前半はG大阪のシュートを1本に抑えた
[J1第14節]東京V 0-0 G大阪/5月15日/味の素スタジアム 5月15日に行なわれたJ1第14節で、東京ヴェルディはガンバ大阪と味の素スタジアムで対戦し、0-0で引き分けた。 【PHOTO】雨の味の素スタジアムに集結し、選手を後押しし続けた東京ヴェルディサポーター!(Part1) 東京Vは開始2分、染野唯月がペナルティエリア手前から右足で強烈なシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれる。その後も切り替えの早い守備で主導権を握り、セットプレーから何度かチャンスを作るが、G大阪の固い守備を崩せない。 後半のスタートからは齋藤功佑を投入。そして62分には見木友哉とチアゴ・アウベスも途中出場し、攻勢に出るが、なかなかゴールを奪えない。シュート数はG大阪の3本に対して東京Vは10本だったが、最後までネットを揺らせず、スコアレスのままタイムアップの笛が鳴った。 試合後、東京Vの城福浩監督は「(前節の)鹿島戦では不甲斐ない前半を見せてしまったので、チームとしてその課題を克服しなければ次に進めないと、みんなで共有していた」と話し、相手にチャンスらしいチャンスを与えず、シュートを1本に抑えた前半の45分を「素晴らしい前半を選手が表現してくれた」と評価した。 一方、相手の3倍以上のシュートを打ちながらも、ゴールをこじ開けられなかった攻撃面に関して、得点を取るためには何が必要かと問われた指揮官は、こう答えた。 「ボールを失った瞬間からの切り替えとか、ハイラインを保ってボールにプレッシャーに行くことなどを恐れずにやってくれた前半があったからこそ、後半もボールが持てたし、押し込めたと思うので、我々の(最後の)質を上げていかなければいけない」 次節は中3日で、FC町田ゼルビアとアウェーで相まみえる。東京Vは攻撃面の課題を修正し、首位のヴィッセル神戸と勝点で並ぶ難敵を撃破できるか。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)