フランスから凱旋帰国の古江彩佳。「弱い自分を乗り越えられた」メジャー初優勝の喜びを語る
エビアン選手権(7月11~14日、フランス)でメジャー初優勝を飾った古江彩佳が、7月16日18時過ぎ、フランスからロンドン経由で羽田空港に凱旋帰国し、喜びを語った。 メジャー優勝! 古江彩佳のドライバーショット連続写真【正面&後方】
「フォロワー数が一気に増えて嬉しいです」(古江)
羽田空港の到着ロビーに多くの記者やカメラマン、一般のファンが集結。古江がゴルフバッグを担いで顔を出すと一斉にシャッターが切られた。 「ありえないぐらい、たくさんのみなさんが集まってくれて嬉しいです」 SNSの反響もあり「LINEは200通ぐらい、インスタもそれ以上、フォロワー数も一気に増えて嬉しいです。多くのプロの方からもメッセージをいただいて、みなさんみてくれていて」と感謝と喜びを語った。 プロゴルファーになる前の憧れの選手で、メジャーに変わる前のエビアン選手権で優勝した宮里藍からもメッセージが届いた。 「憧れの宮里藍さんが優勝したところで、優勝できたのは嬉しいです。『おめでとう』のメッセージをいただいて、ありがとうございます」と返答したという。
スターウォーズのジェダイの名言が古江の支えになった
あたらめて優勝した大会を振り返ってもらった。 18番のイーグルパットについては「最悪はバーディを取れるタッチで狙いたいと思いながら、フックスライス(ダブルブレイク)、両方のブレイクを読み切ることが難しかったのですが、入れることに集中できました」と大逆転優勝を手にすることができたという。 「弱かった自分があって、上位まで、最後まで(優勝に手が届くところに)行けても落ちてしまう。優勝したいという気持ちが強すぎて空回りしちゃう自分がありました。メンタルがやられてしまう弱さがありました」と強気に優勝争いでも、メンタルとの戦いもあった。 「あきらめそうになったところで(キャディの)マイクの一言があったり、自分の気持ちを保たせながら頑張れました」 また、スターウォーズのジェダイの名言「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」というフレーズが古江の支えになったという。「14番、15番のロングパットが強く打てたのは『フォース』のおかげかも」と気持ちを奮い立たせることができた古江。 優勝が目前となった上がり2ホールでも「17番では相手(ステファニー・キリアコウ)がボギーを打って、自分も何が起こるかわからないと、自分のゴルフを信じてできた」と18番のイーグルパットにつなげていく。 「相手の子(キリアコウ)もバーディパットが残っていて、自分はイーグルパット。外したらプレーオフは勝てる自信がなかったので、入れるしかないとイーグルパットを打ちました」と最後はいままでの弱い自分を乗り越えることができた。