セルジ・ロベルト、他クラブからオファーを取り下げられながらも…契約切れのバルセロナ復帰を願う| ラ・リーガ
昨季限りでバルセロナとの契約が切れたDFセルジ・ロベルトは、フリーとなって1カ月が経っても、いまだに同クラブと再契約を望んでいるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 契約切れから1カ月が経ったにもかかわらず、セルジ・ロベルトはバルセロナの“ワン・クラブ・マン”であり続けることをまだあきらめていない様子だ。『マルカ』によれば、現在32歳のオールラウンダーはラ・リーガ、プレミアリーグ、セリエA、エールディビジといったクラブから興味を示されているにもかかわらず、まだ移籍を決めかねているために、いくつかのオファーは取り下げられることになったという。 ただしセルジ・ロベルトは、バルセロナを待てる時間が限られていることも理解しており、現在は4クラブと話し合いを進めているとのこと。それでも現時点では、どのクラブに対しても移籍の意思を示していない模様だ。 セルジ・ロベルトは昨季と同様に、年俸を引き下げてでもバルセロナと新契約を結ぶことを望んでいるとみられる。バルセロナも昨季主将に対する扉を閉め切っておらず、選手本人にも再契約を考慮していると伝え続けているようだが、人件費に余裕があるかはFWニコ・ウィリアムズやMFダニ・オルモといった選手の補強次第になっているとのことだ。 なおセルジ・ロベルトを最も評価していたのはチャビ・エルナンデス前監督で、そのポリバレント性に加えて若手を先導できるキャプテンシーや団結心も買っていたという。まらジョアン・ラポルタ会長やデコFD(フットボールディレクター)もその存在価値を認めているようだが、一方ハンジ・フリック新監督にはチーム構築のためほかに優先すべき事柄がある様子だ。ドイツ人指揮官は先の入団会見でセルジ・ロベルトについて問われ、「現時点で彼はバルサの選手ではない」と語るにとどめている。