【RIZIN】極真ベイノア、ヌルマゴメドフらと1年練習し「新たな姿見せる」渡米の理由も明かす
4月29日(祝・月)東京・有明アリーナで開催される『RIZIN.46』の合同公開練習が15日、都内にて行われ[RIZIN MMA ライト級 5分3R]で対決する、“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)と、元PANCRASEライト級2位・井上雄策(リバーサルジム川口リディプス)が登場。 ベイノアは1年間、米国でヌルマゴメドフらに師事するなど”ガチ”修行の成果を見せると意気込んだ。 【フォト&動画】ベイノアとヌルマゴメドフのツーショット!米国修行で鍛えたムキムキ筋肉も ベイノアは極真会館全日本ウェイト制空手道選手権大会優勝、キックボクシング二冠王と打撃のスペシャリスト。21年にRIZINへ参戦すると、武田光司ら相手に熱闘を繰り広げるも、22年大晦日大会で宇佐美正パトリックに秒殺KO負け。 その後、元UFC絶対王者ハビブ・ヌルマゴメドフらを擁するアメリカン・キックボクシング・アカデミー(AKA)へ修行に単身、渡米していた。 対する井上はレスリング国体3位から、修斗ミドル級新人王、元パンクラスライト級2位と実績を積み、ONEにも参戦。RIZINでは昨年10月、渡慶次幸平に71秒TKO勝利した。YouTubeで40万人以上の登録者を持つ「マッスルグリル」のメンバーでもある。 公開練習でベイノアは、極真空手の道着を着て現れる。極真の試合形式のミット打ちを行い、ハイキック、飛び後ろ回し、胴回り回転蹴りとド派手な技を繰り出しつつ、原点回帰もアピールした。 対する井上は、こちらもバックボーンであるレスリングのシングレットを着用し、こちらもレスリングの試合形式に。 しかし井上は、グレコローマンの試合のはずがフリースタイルで足へタックル、アイポーク偽装、噛みつきなど反則三昧。結果は”負け”となってしまった。 ベイノアはアメリカ修行について尋ねられ、渡米した理由について「宇佐パトに倒されたから」と明かす。 続けてジムをAKAにした理由を「ライト級という同じ階級で、最強の選手がアメリカで練習に来るジムに行こうと。ハビブやベラトール王者のウスマン、UFCのマカチェフが来ている」と世界で一番きつい環境を選んだと言う。 修行で得たものは「ざっくり言うと、押忍。押して忍んできた」と決め台詞で説明。 続けて「1年間、ずっと格闘技に向き合ってきた。MMAの練習だけをずっと忍んで。当然きつかった」と猛者たちの中で揉まれ続けたと言う。 一緒にトレーニングをしていたのは「コーチは元ヘビー級王者の(ケイン・)ヴェラスケスや、ダニエル・コーミエ。ハビブにも教わったけれど、あんま言葉がわからなかった。押忍は覚えてもらった」とレジェンドたちから教えを受ける日々。 さらに「押忍は尊敬・感謝・忍耐の意味が込められている。日本に帰って、改めて押忍を凄く感じられると気づけた。有明では、僕の押忍なMMAを、新たな姿をお見せしたい」 対する井上は、このベイノアの押忍な練習環境について「そこまで気にならない」とあくまでマイペース。「唯一の色物カードと認識しているが、試合はおふざけなしで盛り上げる」とニヤリと笑った。