[山口県]周防大島町長選、現新一騎打ち 16年ぶり選挙戦、人口減問題など争点
任期満了に伴う周防大島町長選が22日に告示され、いずれも無所属で、再選を目指す現職の藤本浄孝氏(50)=自民、公明推薦=と、元出版会社社長で新人の杉川茂寛氏(72)=届け出順=が立候補した。町長選は2008年以来16年ぶりで、人口減少問題や情報公開の在り方などを争点に議論が交わされそうだ。投開票は27日。 町議選15人立つ、27日投開票 藤本氏は、少子化対策や安心・安全なまちづくりなどを2期目で注力する課題に位置付ける。同日朝、西三蒲で開いた出陣式では「新型コロナ感染症の影響もあり、1期目は満足に自分の施策に取り組めなかったが、給食費の無償化など子育て教育支援は実現できた」と実績を強調。「2期目ができれば子育て支援に一層注力し、将来の町の基盤づくりも進める」と述べた。 杉川氏は、町民の声や訴えを直接聞き、町の課題を整理して町民らに議論してもらうことなどを公約に掲げる。同町日前の自宅近くで第一声を上げ、「今回も無投票なら20年間選挙がなく、有権者の投票権がまた失われる」と無投票阻止が立候補の動機だと強調。「町で何が問題なのか伝わってこない。私の訴えのエッセンスが書かれている選挙ポスターを見て」と訴えた。 町長選と同日程で行われる町議選は、定数14に対し現職12人、新人3人の計15人が立候補した。 町選挙管理委員会によると、21日現在の選挙人名簿登録者数は1万2421人(男5720、女6701)。 立候補者略歴(届け出順) 藤本 浄孝 50 無現① 社会福祉法人理事(周防大島町。大正大院。町議、会社員)東屋代 杉川 茂寛 72 無新 元出版会社社長(周防大島町。中央大。会社員、コピーライター)日前 【略歴の見方】太字は名前、年齢、党派、新旧の別。丸数字は当選回数。細字は主な肩書(出身地。最終学歴。過去の経歴)現住所