【BCクラシック】フォーエバーヤングが坂井瑠星を背に最終追い 「春に比べても全然状態はいい」
[GⅠブリーダーズカップクラシック=2024年11月2日(日本時間3日)3歳上、デルマー競馬場・ダート2000メートル] 現地時間2日のGⅠ・ブリーダーズカップクラシック(デルマー競馬場、ダート2000メートル)に出走するフォーエバーヤング(牡3・矢作)が同日の朝に、坂井を背に最終追い切りを行った。デルマー競馬場のダートコースで併せ馬。GⅠ・BCジュベナイルに出走するエコロアゼル(牡2・森秀)を追いかける形でスタートし、楽な手応えで先着した(5ハロン64・0秒)。 坂井は「グッド。無事にいい追い切りができたと思います。こっちに来てから順調ですし、動きも良かったです。一度使われた分、上積みを感じますし、春に比べても全然状態はいいです。併せ馬に協力していただいた森(秀)先生に感謝したいです」と好感触を伝えた。 〝ハットマン〟の異名を持つ矢作調教師は、テンガロンハットをかぶって登場。「とてもいい動きで予定通り。見た目はそれほど速く感じないけど、見た目以上に時計が出ているのがこの馬らしいと思いました。ケンタッキーダービーの時とは雲泥の差。あの時よりもはるかにいい。いいパフォーマンスができると思う」と目を細めた。 この中間でさらに成長を遂げている。「2、3センチ背が伸びて、全体にパワーアップした。アメリカの競馬に対応するには体が必要。意識的にやっています。ものすごくいい体になっている」と矢作師は期待を口にした。 また、同日には枠順抽選会が行われ、フォーエバーヤングは最内1番ゲートに決定。坂井が「最悪です。難しい枠。攻略は簡単ではない」と言えば、矢作師も「試練の枠。まあ、ハンディキャップでしょう」とコメント。矢作厩舎は2021年にここデルマーの地で、BCフィリー&メアターフ(ラヴズオンリーユー)、ディスタフ(マルシュロレーヌ)を制覇。歴史的な勝利を挙げており、「ここに来るだけで気分が良くなる。馬の状態もいいし、ハッピー」と最後に笑顔を見せた。
三嶋 まりえ