日本株アクティブ投信マネジャーが語る銘柄選びの「極意」
機関投資家は中長期で企業価値が向上しそうな銘柄をどうやって見分けているのか(写真:grapestock / PIXTA)
激動の相場環境の中で、投資のプロである日本株アクティブ型投信のファンドマネジャーはどのような点に着目して運用をしているのか。三井住友DSアセットマネジメントの日本株投信、「アクティブ元年・日本株ファンド」の古賀直樹シニアファンドマネジャーに聞いた。――ファンドの運用方針を教えてください。 「アクティブ元年・日本株ファンド」は(銀行や証券会社などの販売会社を通さず)直販で展開している日本株のアクティブファンドだ。4人のチームで運用しており、それぞれが投資判断をしてポートフォリオを組み、運用している。銘柄はチーム全体で年間3000件を超える取材活動をしていくなかで選んでいる。 時価総額の大きな銘柄の影響を受けやすい指数連動型のインデックス運用と違い、ポートフォリオの構成では成長期待が高い中小型銘柄のウエイトが大きい。業種では情報通信、サービスが若干多くなっている。 最近はインデックスファンドの人気が高まっているが、株式投資の醍醐味は個別の企業を選別して投資をすることだ。個別銘柄に投資して指数を上回る成果を目指すアクティブ型の投信が、投資先として選択肢の1つとなることを示していきたいというのが、ファンドを立ち上げた際の狙いだった。
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島 大輔