【速報】東広島市のPFAS問題、米軍が過去に使用歴 米側の調査結果で明らかに
広島県東広島市内の瀬野川水系周辺で国の暫定指針値を超す有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、広島県と市は6日、過去に米軍川上弾薬庫(同市)でPFASを含む泡消火剤が使用されていたとする米側の調査結果を発表した。 【イラストで解説】PFAS?井戸水などから検出され問題に 調査は2、6月の2回、県と市が防衛省を通じて米軍に要望していた。米軍によると、川上弾薬庫で1991~2009年の間、PFASを含む旧式の泡消火剤を消防車の点検や訓練で使っていたという。一方で米軍は事故による泡消火剤の漏出を「確認したことはない」とし、現在は川上弾薬庫内でPFASを含む泡消火剤を保有していないとしている。 米側は2月、市に対し、PFASを含む泡消火剤について「広島県内の在日米軍基地の施設では、これまでいかなる消火活動や訓練でも使用したことがない」と回答していた。
中国新聞社