民謡民舞九州地区大会で成青年部優勝、総合準優勝を果たした峰岡歩嬉さん（提供写真）

　公益財団法人日本民謡協会などが主催する2024年度「民謡民舞九州地区大会」が13、14の両日、熊本県の人吉スポーツパレスであった。徳之島高校2年の峰岡歩嬉（ほこら）さん（奄美芸能徳之島会）＝天城町＝が梅宴部門（成青年部）で優勝し、各部門優勝者で競う内閣総理大臣賞争奪戦では準優勝に輝いた。このほか、奄美民謡を歌った4人が入賞した。 　民謡の部には、三味線を伴奏に歌う「梅宴」、尺八や笛など吹奏楽器を伴奏に歌う「竹韻」の2部門に九州各県の歌い手ら約380人が出場。奄美勢は梅宴部門の各年代部に計29人がエントリーした。 　峰岡さんは13日、梅宴成青年部で「曲がりょ高頂」を披露。伸びやかな高音を会場に響かせ、成青年部と同部門全体で見事優勝を果たした。 　14日は民謡の各部・部門を勝ち抜いた10人が競う内閣総理大臣賞争奪戦に出場し準優勝。25年秋に東京都で行われる全国大会の出場権を獲得した。 　九州地区大会は初出場という峰岡さん。「名の知れた皆さんと競えるだけでも良い経験になると思っていたところ、部門優勝という想定外の出来事にびっくり。これからも頑張っていきます」と意気込んだ。 　奄美関係の入賞者は次の通り。（敬称略） 【梅宴成青年部】▽順位　①峰岡歩嬉（奄美芸能徳之島会）②辻美里（あやまる会）④長井舞（北大島会）【同壮年部】▽順位　④水俣律子（北大島会）⑤福山幸司（同）