超特急リョウガ、ユーキ、DISH//橘柊生が出演「ハイドアウト404 Vol.1」イベントレポート「全員が主人公してました」
観客参加「PICO PARK2」の伝統芸とMVP
2つ目のゲームは、抽選で選ばれた観客5人とリョウガ、ユーキ、橘の3人が協力してゲームクリアを目指すアクションパズルゲーム。全部で3回、合計15人の観客が参加できることになったこのゲームではまさかの観客参加ならではのハイライトがいくつも生まれることになる。 このゲームはプレイヤーごとに色が違う猫のようなキュートなキャラクターを8人同時に同じ画面で操作するのだが、基本的には前後に進むかジャンプするかのみ。実にシンプルな操作性なのだが、人数が多いと思うように動けないため、協力しなければいけないのが難しくもあり面白い。 まず、ジャンプすることで仲間の頭の上に登ることができ、それを利用して高さのある場所に登ったりするのだが、開始早々にそれを利用してリョウガが操作する紫のキャラクターの頭の上に乗ったのが、観客が操作する黄色のキャラクター。「おい!誰だこれ!乗ってるの!」「邪魔だ!飛べない!」と思わずつっこむリョウガだったが、この一連のやりとりはその後も伝統芸かのように受け継がれることに。操作する観客が変わっても、最初にリョウガが操作する紫のキャラクターの頭の上に“意志を継ぐもの”として黄色のキャラクターがのってイジる…というのが定番の流れとなった。 また、リョウガは橘がお花を摘みに行き、ユーキと2人になった際に「やっと2人きりになれたね」と囁き、客席から黄色い声が上がる一幕も。見ている観客も、一緒にゲームをプレイする観客も、近い距離で楽しめる空間に「GeoGuessr」での一体感がさらに濃くなっていくのを感じられる。 何より、「ハイドアウト404」ならではの、観客とコミュニケーションの面白さを改めて感じたのが、このゲームでのMVPとも言える、ラスト回の観客が操作する緑のキャラクターとのやりとりだ。レベル1から進んで行ったため、ラスト回が最もレベルが高くなるのはもちろんなのだが、緊張しすぎていたからなのか、緑のキャラクターは奇想天外な連発。ユーキが「めっちゃ緊張してるね。緊張しなくていいんだよ」と声をかけるも、緑のキャラクターの慌てっぷりは凄まじく、何度もやり直しになってしまい、一向に次のステージには進まない。 ユーキが「落ち着いていこう。大丈夫」「焦らないの!」となだめ、橘が「緑の子を先に行かせてあげよう」と提案したり、「緑!もうちょっとゆっくり」とアドバイスしたり。さらには、リョウガが「『ハイドアウト404 Vol.1』の一番面白い人緑でいい?」「見どころ作っちゃってるのよ」と笑いに変えることで、もはやラスト回は手に汗握りながら全員が一致団結して緑のキャラクターを応援する状態になっており、まるで観客の一人が主役かのような温かい空気感が生まれていた。 結果的に、目標のクリアには至らなかったものの、リョウガは「確かに特に目立ってた人もいるけど、しっかりプレイしてくれてた人がいたから成り立つから、全員が全員主人公してましたよね」と参加者全員に賞賛を送り、“緑が面白かったから”という理由で景品のシャインマスカットもゲット。 最後はVol.2開催に期待をこめ、全員で「ありがとうございました」と深々とお辞儀。客席にゆっくりと目線を送ったり、リョウガとユーキが橘に近距離でファンサを送ったりと、最後までファンサービスたっぷりな様子でイベントを締め括った。 なお、今回のイベントの模様は、PIA LIVE STREAMにて10月14日(月) 23時59分までアーカイブ配信される。 取材・文:楢崎瑞姫