仮に「会社役員」になったら、給与体系はどのように変わりますか?
会社役員の給与体系
給与とは労働の対価として、労働力を提供する会社員が会社から受け取る金銭です。一方、会社役員が受け取るのは役員報酬という、会社経営や管理に対する報酬です。 会社員の給与は会社によって決定され、昇進など状況により増減します。対して、役員報酬の金額は基本的に年度内で一定であり、増減するには株主総会での決議が必要です。 役員報酬も会社員の給与と同様に、基本的には毎月定額で支払われます。また、会社員のように残業代や各種手当はありません。役員報酬は、会社員の給与よりも高額であることが一般的ですが、どんなに働いても報酬額が変わらない点が大きな特徴です。
会社役員には役員報酬が支払われ、金額は一定
会社役員になった場合でも、毎月定額で金銭が支払われる点は会社員と変わりません。しかし、会社役員になると支払われる金銭の扱いが異なります。会社員では労働力の対価として給与が支払われますが、会社役員には会社経営や運営に対する報酬として役員報酬が支払われるからです。 会社役員は労働基準法の対象からも外れるため、役員報酬は労働や時間に対してではなく会社運営などの結果への対価ということが分かります。 また、会社員の給与は残業代や昇給などで変化する可能性がありますが、役員報酬は基本的に年度内で一定のため変化することはありません。残業代などの手当もないものの、一般的に会社員の給与よりは高額であることが一般的です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部