ファンならグッズは集めたい……とはいえハードル高し! 芸能人からスポーツ選手まで「名前が入った」クルマ5台
車名がその後の命運を決める場合もある
親が子に名前をつけるのと同じように、いやもしかしたらそれ以上に、悩んで悩んでつけられている、クルマの名前。その自動車メーカーの命運がかかっているので、たくさんの人の賛同が必要で、なおかつ世界のどこでも通用し、商標登録などクリアしなければならない要素が多いとなると、決まるまでに大変なステップを経ていることが想像できますね。 【写真】伝説のラリードライバーの名を冠したランエボとは そんな、クルマが売れるか売れないかの重要な鍵を握る車名ですが、著名人の名前が入ったものも数多くあることをご存じですか? 俳優や歌手、アスリートなどなど、ここでちょっと振り返ってみたいと思います。 まずは昭和世代に刺さる車名といえば、1978年に発売されたトヨタ・コルサの「MOMOE SELECTION」でしょう。そうです、伝説の歌姫、山口百恵さんがプロデュースしたとされる、限定車の名前なんです。ターセルにも設定されていたんですが、キャッチコピーは「百恵の、赤い靴」だったり、「きょうから、ヴィヴィッドな気分。」だったりということで、赤い特別仕様車として3ドア1500GSL、GL、1300GLが設定されていました。 当時の新色だったハミング・レッドのボディにシルバーのサイドストライプが印象的で、インテリアは英国製布地使用のレッド&ブルーのタータンチェック・シートがとってもオシャレ。ボディカラーにはポップレッドもあったようです。 続いては、映画『傷だらけの栄光』をはじめ数多くの作品に出演して人気を集め、3度のアカデミー賞受賞として知られる俳優のポール・ニューマンをCMに起用したことで、ニューマン・スカイラインと呼ばれた6代目スカイライン(R30型)には、ポール・ニューマンバージョンという名前が存在します。 厳しい排ガス規制をクリアしつつ、史上最強との呼び声高かったターボRSも登場しますが、外観ではそれまでのスカイラインの特徴でもあったサーフィンラインがなくなったり、直列4気筒エンジンが用意されたりと、変化が大きなモデルでした。ポール・ニューマンバージョンでは、ボンネット先端部やサイドボディに金文字のポール・ニューマンのサインが入り、専用ステッカーやエンブレムを装着。専用の15インチアルミホイールも装着されていました。