奈緒“ほこ美”を巡って玉森裕太“海里”と小関裕太“大葉”が火花散らすも関係が尊い<あのクズを殴ってやりたいんだ>
奈緒が主演、Kis-My-Ft2・玉森裕太が共演する火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第8話が11月26日に放送された。仕事で渡米する海里(玉森)と別れることを選択したほこ美(奈緒)。そんなほこ美に長年の思いを告白した大葉(小関裕太)。三角関係にソワソワする展開が繰り広げられた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】カメラの仕事が順調な海里(玉森裕太) ■完全オリジナルで描くガチンコボクシングラブコメディー 同ドラマの主人公は、結婚目前に“クズ”な彼氏の浮気が発覚して破局。そんな人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会い、それをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始めることに。ボクシングも恋愛も、痛くても立ち向かいぶつかり合う、ボクシングラブコメディーとなる。 奈緒は、真面目で真っ直ぐな性格を持つ市役所勤めをする29歳の主人公・佐藤ほこ美を、玉森は、昼はカメラマンとして働き、夜はバーテンダーのアルバイトをしている金髪の男、葛谷海里を演じる。 ■大葉が海里にほこ美を巡って宣戦布告 プロテストの日に大葉から告白されたほこ美は、これまでどれだけ寄り添ってくれていたか、また同期の撫(玉井詩織/ももいろクローバーZ)によって役所内で孤立している状況を支えてくれることからも、改めて意識するようになる。 一方、海里はほこ美のプロテストに合わせて仕事で滞在していたアメリカから帰国するはずが悪天候による飛行機の欠航で間に合わず、合格発表のある翌日に戻ることができた。だが、ほこ美が通うジムの会長・羽根木(渡部篤郎)から大葉がほこ美を支えていたことを、ほこ美の妹・さや美(鳴海唯)からは「ねぇねはどうしても海里さんを優先しちゃうんです、自分がどんなに傷ついても。好きだから」と、ほこ美が海里の仕事でのチャレンジを邪魔したくないという気持ちを持っていることを聞かされた。 見事にプロテスト合格したほこ美を祝うため食事に誘った大葉。そこで海里は2人と偶然に再会。大葉が「俺、負けません。俺の方が佐藤のこと幸せにできる自信あるんで」と改めて宣戦布告を。その後、ほこ美と2人になった海里は、ほこ美への本当の気持ちを隠して「今は仕事に集中したいと思ってる」と言った。 ■海里と大葉がかわい過ぎる張り合い 同居人の悟(倉悠貴)にほこ美との再会を聞かれ、「俺のひとりよがりだった」と打ち明けた海里。実はアメリカでほこ美が好きな“月”をモチーフにしたネックレスのプレゼントを購入していた。だが、大葉といるときのほこ美の笑顔を見て、思いを閉じ込めてしまったのだ。 一方、ほこ美もトレーナーのゆい(岡崎紗絵)に「変な感じに気合入りまくってる」と見透かされ、「勝手に期待しちゃってたんですよ。やり直そうとかあるかな~って。でも、海里さんはもう前に進んでて」と明かして自分も前に進みたいのだと告げた。 ほこ美と海里の互いを思うからこその擦れ違いが切ない。ただ、そんな中で海里にライバル宣言する大葉の真摯(しんし)さは胸を打つ。 ほこ美の母・明美(斉藤由貴)が体調を崩したと連絡があり、偶然一緒の場所に居合わせた海里と大葉はサポートを。明美が優しく介助してくれる大葉に「大葉さんすてき!いい人の鑑!」と褒めると、「病院に運んだの、俺の車ですけどね」と海里。明美が海里にも感謝すると、「じゃあ、葛谷さんはもう帰っていいですよ。俺はこの後お店の準備を手伝うので」と大葉。すると海里も「手伝います」と言った。 張り合う様子がなんともいとおしかった2人だが、海里は明美から「誰もが幸せだと思うことが幸せなわけじゃない!ほこ美の幸せはほこ美が決める!」と素直に気持ちを伝えるように背中を押された。その明美との会話をひそかに聞いていた大葉は、「俺、葛谷さんとは正々堂々と戦いたい。佐藤に伝えたいことがあるなら、ちゃんと伝えてください」と告げた。 すがすがしさのあるライバル関係が実に尊い。視聴者からは「スナック明美でライバル心メラメラしてる2人がかわいすぎて」「2人はライバルを超えて親友になるよね、きっと」「こんな最高なライバルいるんかーい」と反響が。しかし、ラストはボクシングの出稽古に挑んでいたほこ美が衝撃展開を迎えてしまう。三角関係にソワソワしていたのから一転、予期せぬ出来事にハラハラして次回放送を待つことになった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部