一体どこへ行った!? Jリーグを退団した外国人選手たちの去就(6)ラスト試合で負傷退場…。不完全燃焼の韓国人DF
今月末に迫った2024明治安田Jリーグの開幕に備え、各クラブはオフの期間中に人員整理を進めてきた。助っ人外国人選手も例外ではなく、昨季終了をもって多くの選手が所属クラブを退団している。その中には既に新天地で活躍している選手もいれば、未だ無所属の選手もいる。そこで今回は、2023シーズンをもってJリーグを去った助っ人外国人選手10人の去就を紹介する。※スタッツは『Transfermarkt』を参照。情報は2月6日時点。
DF:クォン・ギョンウォン(韓国) 生年月日:1992年1月31日(32歳) 前所属クラブ:ガンバ大阪 2023リーグ戦成績:20試合1ゴール0アシスト 現所属クラブ:水原FC(韓国) FIFAワールドカップ2022・カタール大会の韓国代表メンバーにも選ばれた実力者は、この冬の移籍市場でJリーグを離れている。 クォン・ギョンウォンは、2022年1月に城南FC(韓国)からガンバ大阪へ完全移籍を果たした。4月に行われた第9節湘南ベルマーレ戦で、3バックの一角として先発出場を果たしJ1リーグデビュー。5月の第12節ヴィッセル神戸戦でコーナーキックから移籍後初ゴールを奪っている。最終的にこのシーズンは16試合に出場。1試合あたりの空中戦勝率は82%と、エアバトルで無類の強さを発揮した(データサイト『Sofa Score』参照)。 2年目となる昨季は副キャプテンに就任。より一層の活躍が期待されたが、コンディション不良に悩まされたシーズンに。ベンチ外の期間が数回あり、リーグ戦の先発出場は18試合に留まった。最終節ヴィッセル神戸戦前に今シーズンをもって退団することが発表され、その神戸戦では先発出場。しかし、ガンバ大阪でのラストマッチは前半終盤に負傷退場という残念な幕切れに終わった。 先日母国Kリーグ2部の水原FCへ完全移籍することが発表された。同クラブは昨季リーグ10位とギリギリの残留を果たしており、今季は上位躍進を狙った順風満帆なシーズンを歩みたい。残留争いに巻き込まれた昨季はリーグワーストとなる65失点を喫しており、新加入のクォン・ギョンウォンには守備の立て直しが求められるだろう。
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