「あらばしり」初の連ドラ主演・THE RAMPAGE 藤原樹のお酒の嗜み方とは?
――吟というキャラクターにはどのようにアプローチされたんですか? 「撮影が始まる前に、ケンチさんと平沼さんが『日本酒会』を開いてくださったんです。そこで作品に出てくる日本酒の飲み比べもしました。その時に、吟はこの作品の中で唯一の人間なので、リアルな人間の気持ちの変化の部分は大事につくってほしい、とお話をいただいたんです。いろんな出来事が起きて、戸惑いながらも乗り越えて成長していく吟なので、その部分は表現できるように意識しました」 ――日本酒会の様子も気になりますが…。 「これまでそんなに飲んだことはなかったんですけど、ケンチさんからお話を聞いて、日本酒の深さを知ってから飲むと、また違いましたね。一緒に食べる料理でまた変わってくるのでそれも面白いな、と思いました」 ――藤原さんは、自分なりのお酒の楽しみ方はあるんですか? 「お酒は好きなんですけど、みんなとわちゃわちゃしながら飲むのが好きなんですよね。そこでストレスを解消します」 ――今回、日本酒がテーマのドラマに出演されるのをきっかけに、THE RAMPAGEの皆さんに日本酒を勧めるとしたら、どういうふうにお勧めされますか? 「今回、メンバーの後藤拓磨が日本酒の『屋守』として登場しているので、一度、屋守を飲んで拓磨と照らし合わせて楽しんでもらいたいですね」 ――後藤さんと屋守のキャラクターは、藤原さんから見て似ているところはありますか? 「似てはいないです。屋守はパリピなのでDJをしたりするし、面白かったですけど、そもそも拓磨はお酒が強くないんですよ。なのに日本酒役です(笑)」
――グループ活動についても少し聞かせてください。アニバーサリーイヤーを経て、それぞれの活動も活発になっています。藤原さんご自身は個人ではどういった活動をしていきたいですか? 「やっぱり役者は続けていきたいですね。デビューしてすぐの頃に初めて芝居をしたのが舞台でした(2017年の方南ぐみ企画公演『あたっくNo.1』)。そこからパフォーマー以外にももう一つ自分の武器がないと…とは思っていたんです。その時に『やっぱり役者をやりたいな』って。今回の主演ドラマをきっかけに、もっともっと役者としても知名度を上げて、グループに還元できたらなと思います」 ――役者の面白さは、どういったところに感じていますか? 「普段の自分以外の人になれることですね。役者をやるまでは『自分はこういう人間だ』と決めつけて生きていたんですけど、いろんな役を演じることによって、自分の新しい一面を知ることができるのが面白くて。役者でないとできないキャラクターもあるので、そこは楽しみながらやっています」 ――最後に、愛猫・マンチカンのマースくんとのかわいいエピソードがありましたら教えてください! 「最近寒くなってきて、寝る時もずっと僕の枕元で寝ているんですよ。僕の腕枕で寝ることもあるんですけど、昨日は寝る前に胸に乗ってきて、どうするのかな? と思っていたら、僕の顔に体を付けた状態で、マフラーみたいになって寝ていました(笑)。グルグルッという声も聞こえてきて癒やされましたね」
【番組情報】
ドラマDiVE「あらばしり」 読売テレビほか 1月9日スタート 毎週木曜 深夜0:59~1:29 ※読売テレビでの放送後、TVerにて無料見逃し配信あり 福島中央テレビ、中京テレビ、福岡放送、鹿児島讀賣テレビでも放送予定 ※地域によって放送日時は異なります (C)タクミユウ・橘ケンチ・平沼紀久/講談社/「あらばしり」製作委員会
取材・文/ふくだ りょうこ 撮影/蓮尾 美智子