<飛躍の春に>20センバツ・倉敷商 部員紹介/8 山下周太選手/池田龍弥選手 /岡山
◆「粘り強さ」武器に 山下周太選手(1年) ◇自分のアピールポイントは? 送球 プロ野球の広島、阪神で活躍した金本知憲さんのストイックなプレースタイルに憧れ、小学2年から野球を始めた。1年生ながらベンチ入りを果たし、30人の同級生を背中で引っ張る「アニキ」的存在だ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 同じ三塁手で中軸を担う福家悠太選手(2年)は「構える時に頭が入り過ぎないように」などと助言をくれる頼れる先輩。その思いに応えようと、「信頼される選手になりたい」と闘志を燃やす。昨秋の公式戦では、18打数7安打。その打撃にさらに磨きをかけるべく、冬場は打ち込みやウエートトレーニングに精を出し、飛距離が伸びた手応えを感じている。 母が作る大きなハンバーグが幼い頃からのお気に入り。長所と自負する「粘り強さ」を武器に活躍を誓う。【戸田紗友利】 ◆先輩の志を継ぐ 池田龍弥選手(2年) ◇自分のアピールポイントは? 三つ重 直球とスライダーなど三つの変化球で打者を幻惑する右腕。昨秋の県大会は2試合に登板したが、持ち前の制球力やテンポの良さが発揮できず、高く浮いた球を痛打された。その反省から、この冬は低めを意識して投げ込み、納得いくまでネットスローでフォームの確認を続けている。 昨夏、新チーム発足直後に肩を痛め、2カ月近く本格的に投げられなかった。結果が出ない中、渡辺宏樹副部長から掛けられた「UP TO YOU(あなた次第)」の言葉を胸に、完全復活を目指してきた。 趣味はランニングで、鳥のから揚げが好物。昨夏で引退した先輩からもらったグラブとともに志を引き継ぎ、「持てる力を全て出し切ってチームに貢献したい」と雪辱を誓う。【戸田紗友利】