『マッドマックス:フュリオサ』には15分間に及ぶアクションシーンが登場する 78日間、毎日約200人のスタントパーソンを要した壮絶な撮影
2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、シリーズの伝統である砂漠でのエネルギッシュなアクションシークエンスを引き継いだことが評価されたが、前日譚を描く最新作『マッドマックス:フュリオサ』もそれに敵う作品になりそうだ。 「マッドマックス:フュリオサ」画像・動画ギャラリー 監督のジョージ・ミラーとともに長年製作を務めてきたダグ・ミッチェルが、Total Filmのインタビューにて(GamesRadarより)本作のアクションについて語り、「撮影に78日を要した15分間のアクションシークエンスがある」と明かした。ミッチェルによると、毎日200人近くのスタントパフォーマーを撮影現場に用意する必要があったという。なお撮影中、このシークエンスは「Stairway to Nowhere(どこまでも続く階段)」というコードネームで呼ばれていたそうだ。 残念ながら、このシークエンスの内容について、ミッチェルからそれ以上の詳細が語られることはなかった。だが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの若き頃を演じるアニャ・テイラー=ジョイが、その経緯を少しだけ明かしてくれた。 「ジョージと私で、このアクションシーンがこれほどまでに長い理由について語り合ったことがあるんです」とテイラー=ジョイはTotal Filmに語っている。「戦いを通して技術を覚えていったことがわかるからです。それがフュリオサの優秀さだけでなく、彼女の闘志を理解するのにとても重要なんです」 また、「誰にとっても今まで撮影した中でいちばん長いシークエンスでした。撮影が終わった日には、みんなに“Stairway to Nowhere”ワインがプレゼントされました!」とテイラー=ジョイは語った。 待望のシリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の15~20年前を舞台にした前日譚。セロンが演じる鍛錬を積んだ戦士・フュリオサのオリジンストーリーが描かれる。フュリオサは、「緑の地」からディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカー集団に攫われ、戦乱の荒地を通って故郷へ帰るべく奮闘する。 フュリオサの戦いの様子は予告編(第1弾、第2弾)で確認できる。 『マッドマックス:フュリオサ』は2024年5月31日に日本公開。
Alex Stedman