あのとろサーモン久保田が涙 囲碁将棋のM-1への思い「M-1だけがすべてじゃないなんて現役が口にするな」
M-1王者のとろサーモン・久保田かずのぶが17日、テレビ朝日系「耳の穴かっぽじって聞け!」で、M-1決勝にいけなかった囲碁将棋の思いをつづった文章に涙をぬぐった。 この日はM-1準決勝に6度進むも、一度も決勝にいけなかった囲碁将棋がM-1への思いをつづった文を披露した。 文田は自分たちよりウケてなかったコンビが、決勝に進むと「テレビに出て人気あるだけだろ!」と嫉妬丸出しの言葉をつぶやいてしまい、先輩芸人から「それで決勝に出られるなら、お前も1年テレビに出ればいいだろ!」と言われ「身に染みて泣いた」と振り返った。 そしてM-1を目指す後輩芸人へ「M-1だけがすべてじゃないと言って負けを受け止めないやつ。なんなら出場しないのもいるけど、M-1だけがすべてじゃないなんて、卒業したヤツの言葉だから。現役のヤツが口にするもんじゃねえよ!」と熱く呼びかけた。 続く根建は、「ビカセガンガンガンガンガン!」「この出囃子で漫才をすることができなかった」「この出囃子に憧れ続けた15年」と切り出し、ラストイヤーでこれまでで一番スベったことがショックで「翌年の正月、文田を呼び出し『芸人辞めるわ』」と告げたという。 文田は、根建が「なんとなくやめるって言ってる」と察したことから「お前、しばらく休め」と助言。客には「俺が育休を取るからそれで休むことにしよう」と言って、トークライブで休養を発表したという。 だが、育休と告げる文田の声が震えていることに気づいた根建は「本当はぼくが芸人を辞めようと思っていて、今後のことを考えるために休養します」と本当の理由を泣きながら告白したという。「話している途中で泣いてしまった。文田も泣いた。お客さんも泣いていた。劇場始まって以来のお通夜ライブになってしまった」という。 この文章を読み終えた久保田はメガネを外し目頭をぬぐい「涙こぼれそうになっちゃったよ。エグいな」としんみり。「俺が育休取るから休むことにしようって…。(文田のことを)ロックって言ったけど訂正するわ。オルゴールや。オルゴールぐらい優しい」と感激していた。