新大関・大の里、「今でも大変な状況の方が…」被災地・能登を思いやり「石川県出身力士として、良い報告ができるように」九州場所での活躍誓う
大相撲の新大関大の里(24)=二所ノ関=が1日、発生から10カ月の節目となった能登半島地震に言及し、九州場所(10日初日)での活躍を誓った。「今でも大変な状況の方がいると思う」と被災地を思いやり、「石川県(津幡町)出身力士として、良い報告ができるように。自分の相撲を見てもらって、特に能登に明るい話題が伝わるようにしっかり準備して頑張りたい」と気持ちを新たにした。 この日は、福岡市西区の部屋宿舎で十両白熊の不在もあり、若い衆と相撲を取って10番で8勝。秋巡業を感染症で途中離脱しており、体力面を課題に挙げていたが、呼吸を乱す場面もなく手応えは上々。「基礎、基本がおろそかになっていた部分もあった。しっかり長く時間を割いてやれば、相撲にも生きると思う」とさらなる上積みを見据えていた。
中日スポーツ