内戦に加え洪水が飢餓を拡大 北東アフリカへの物資輸送滞る
レンク・南スーダン/アドル・チャド、9月13日 (AP) ― 極端な豪雨などによる洪水で、北東アフリカのスーダン、南スーダン、チャドへの「援助物資の輸送が難航している」と国連世界食糧計画(WFP)の担当者が慨嘆する。 一番の問題は泥濘化した道路事情で、WFPによるとトラックはスーダンのダルフールまでは行けるが、それも途中でで側面からの人的支援があってのことだという。 「冠水してぬかるんだ道路を、トラックで支援物資を輸送するのは非常に困難だ」という。 洪水は、スーダンで続く戦争による世界最大級の難民危機を悪化させている。 8月、スーダン全土で大雨と洪水が発生し、31万7000人以上が被災。 このうち11万8000人が避難を強いられた。 スーダン軍と準軍事組織である即応支援部隊の間で戦闘が勃発、内戦に突入してから500日以上が経過している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)