片岡凜、朝ドラ怪演の印象強く「視聴者の方にサイコパスと…(笑)」 『海に眠るダイヤモンド』で新境地に挑む
俳優の神木隆之介が主演を務める、TBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(毎週日曜 後9:00)。今回は、そんないづみの孫・千景を演じる片岡凜にインタビュー。撮影現場の様子や見どころについて話を聞いた。 【写真】今回は明るいキャラ?新境地に挑む片岡凜 ――出演が決まったときの感想を教えてください。 日曜劇場は歴史的な枠という印象があって、私が小さいころから両親がずっと見ていた枠だったので、出演させていただくことができすごく光栄です。 ――片岡さんはNHK連続テレビ小説『虎に翼』の好演が記憶に新しいですが、本作出演にあたって周りからの反響はいかがですか? オンエアが始まってうれしい反響だらけで「よかったよ」とか「きれいだったね」などのお言葉をもらって、私のお芝居をたくさんの方が見てくださっていて本当に感謝しています。朝ドラで演じた少し影があるような役柄の印象が強いみたいで、別の作品に出演したときには視聴者の方にサイコパスと思われていたりとなかなかイメージが抜けないみたいです(笑)。 ――今回演じている役柄はどのようなキャラクターですか? 今まで演じてきた役は問題を抱えていて内にこもりやすく、考えすぎてしまうタイプが多かったのですが、今回演じている大学生の千景は常にポジティブなタイプ。あまり考えすぎないように、シンプルなキャラクターにしようと思っています。台本を読んだときは、現役で医学部に合格しているし、お母さんに「こう生きていきなさい」と言われているので型にはめられている印象が強かったのですが、現場に入ってみたら意外とそうでもないと感じて。何も考えていないわけではないのですが、意外とほわんとしているというか。自分が思っていたよりも明るい印象に変わりました。 ――新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督とは『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』以来のタッグですが、どのようなお話をしましたか? 新井さんと現場でお会いしたときに「千景は明るくて、あっけらかんとしていていいよ」と言われたんです。今までにないお芝居ができることもうれしかったですし、それから表情も明るくするように意識しています。『石子と羽男―』のときは初めてのお芝居で慣れないこともあったのですが、泣くお芝居をしたときに「お芝居ってすごく楽しいな」という、うまく言葉で説明できないけれどそういう感覚が体の中に強く残りました。また新井さん、塚原さんとご一緒させていただけることがすごくうれしかったのと、今の成長した姿をお見せできたらと思いました。 ――主演の神木隆之介さんの印象はいかがですか? 会う前は少しミステリアスな方というイメージがあったのですが、実際にお会いしたらすごく柔らかい方。お芝居に関しても、セリフ通りではなくアドリブを入れたり、台本に書いていない部分で大胆にお芝居されていたり、柔軟だと感じました。クランクインは神木さんと一緒のシーンで、私がホストの方と一緒にいる場面だったのですが、台本にないお芝居が入っても自然に対応していて、それがとても印象に残っています。