「絶対日本一」 東海大相模、試合前に主将と約束 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の1日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、東海大相模(神奈川)が、明豊(大分)を3―2で破り、10年ぶり3回目の優勝を果たした。 【好プレーを写真で 記者が選んだベストナイン】 ◇東海大相模・門馬功主将代行「お父さんを日本一にできた」 (九回1死満塁の攻撃で)小島(大河)選手の打球が(中堅へと)抜けた瞬間、優勝したと思った。すごくうれしい。(父の門馬敬治監督との)親子での優勝は、自分しか味わうことができず、「お父さんを日本一にしたんだ」という気持ち。 (急性胃腸炎で入院した)大塚(瑠晏)主将には「日本一を取れたよ」と伝えたい。主将としてチームを引っ張ってくれていたので、優勝をささげたかった。大会途中から不在になったが、その分を一人一人がカバーをし合い、チームのまとまりができていた。試合前に(無料通信アプリ)LINE(ライン)でやりとりした。(大塚主将から)「頼むよ」と送られてきたので、「絶対、日本一を取るよ」と返した。 コロナ禍の中で大会を開催してもらい、感謝の気持ちでいっぱい。今後は、また一からやっていきたい。