トヨタ、ホンダ、日産の2024年中国新車はマイナス EVシフトに対応遅れで苦戦
【北京=三塚聖平】日系自動車大手3社は9日、中国市場での2024年の新車販売台数を発表した。トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車のいずれも前年割れだった。中国市場では電気自動車(EV)などからなる「新エネルギー車」が売れており、日系各社は対応の遅れが販売に響いた。 【ランキング】自動車の世界販売トップ10(2024年上半期) トヨタは前年比6・9%減の177万6千台、ホンダは30・9%減の85万2269台、日産は12・2%減の69万6631台だった。マイナスはトヨタが3年連続、ホンダが4年連続、日産が6年連続。トヨタ広報は「新エネ車シフトや激しい価格競争など厳しい市場環境」という下押し要因があったと分析した。 中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)が9日までに発表した24年の世界での新車販売は41%増の427万2145台だった。好調な国内販売に加え、海外展開も急速に進めた。