深澤辰哉、繊細な“感情表現”で視聴者を魅了 『わたしの宝物』で放つ俳優としての存在感
深澤辰哉が明かした、『わたしの宝物』冬月稜との“共通点”
また、深澤はインタビューにて、『わたしの宝物』の稜について、真面目でピュアで子供心を忘れていない点が自分と似ていると話していた(※2)。一方で「このドラマでしか見られない、冬月ならではの表情や言い回しとのギャップを楽しんでもらえたら」と新たなジャンルへの意気込みも。『春になったら』で見せた距離感を取り入れつつ、役者として新たな自分を切り拓こうとする深澤にとって、本作は大きな転機にもなるのではないだろうか。 最初は美羽と再会できた嬉しさを見せていた稜。美羽が母親になったことを知って、別れを決意をした瞬間は穏やかだったが、その後はしばらく俯き戸惑う様子が印象的だった。特に、稜の日常に入り込んできてしまった宏樹や美羽の親友・真琴(恒松祐里)の存在には苦しさが混ざる戸惑いを見せ、同僚の莉紗(さとうほなみ)からの告白には驚きを含む戸惑いの表情を見せた。SNSの反響を見ると、「ああいう切ない役似合うなぁ」「深澤さんの目と表情のお芝居に毎回息を吞む」など、この深澤が作る表情の些細な変化に心を奪われている人も多いようだ。 良き父親となった宏樹が美羽の抱える真実を知り、全てを投げ出そうとする衝撃的な展開で幕を下ろした第5話。これから後半戦に入るが、稜はこれからどんな選択をするのか。セリフと行動だけでなく、深澤の繊細な表情にも注目していきたい。 参照 ※1. https://realsound.jp/movie/2024/10/post-1814097.html ※2. https://realsound.jp/movie/2024/11/post-1831484.html
伊藤万弥乃