ドジャースは「ソトよりT・ヘルナンデスと再契約」とLAメディア 朗希も必要
4年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たしたドジャースが、オフシーズンに入って水面下での動きを活発化させている。 MLB公式サイトによると、今オフ最大の目玉となっているフアン・ソト外野手(26)と早ければ19日(日本時間20日)にも会談する予定。米メディアの間では、その新契約は昨オフに大谷翔平投手(30)と結んだ10年総額7億ドル(約1015億円=当時)の巨額契約に上るとの観測も広がっている。 しかし、ドジャースの情報を手広く扱う「TRUE BLUE LA」は18日(同19日)に「ドジャースがオフシーズンに行うべき3項目」を挙げ、ソトを完全に〝スルー〟。まず挙げたのは1年契約を満了し、FAとなっているテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)との再契約だ。打線の核として154試合に出場して33本塁打、99打点を記録し、チームの世界一奪還を後押ししたが、同メディアは成績に表れる戦力以外の部分でも「必要だ」と断じた。 「最も重要なことは、彼がクラブハウスでのトレンドセッターであることで、ダッグアウトに戻るとひまわりの種を浴びせ、仲間のホームランを祝福した。彼のエネルギーや情熱、そして試合への愛は伝染するもので、それはワールドシリーズのパレードでの感動的なスピーチにも表れていた」 さらにソトと比較して「〝銀行〟を破綻させることはない」と契約金の低さを強調した。そして2番目にはロッテからポスティング移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の名前を挙げた。今季のドジャースは山本やビューラー、カーショーら多くの先発投手が故障や不調に悩まされた。それだけに先発陣の補強は不可欠で「佐々木と契約すれば、ドジャースは日本球界を注目させた若きスター投手を手に入れることになる。佐々木はまだ体力的には絶頂期を迎えていない。WBCで優勝したチーム・ジャパンのチームメート(大谷と山本)とも再会できる」と説明した。 最後は「ケンリー・ジャンセン以来、真のクローザーがいない」と2022年以降、絶対的な守護神が不在であることを指摘し「エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)とのトレードが必要だ」と迫った。 ストーブリーグは始まったばかりだが、今後も目が離せなくなりそうだ。
東スポWEB