「美しさは自分で決めるもの」アリシア・キーズが加齢をポジティブに捉える理由
グラミー賞15冠のアメリカ出身シンガー・ソングライター、アリシア・キーズ(42歳)。2人の息子の母親でもある彼女は、<ニューヨーク・タイムズ>の最新のインタビューで年齢を重ねることで感じるパワーについて語りました。 【写真】56歳のスーパーモデルが披露したセクシーな下着姿
同誌で「年を重ねるごとに美しくなるのは、心がより開かれ、自分の人としての“素質”が育っていく」からだと語ったアリシア。そんな彼女は、加齢に対するネガティブなイメージをもっておらず、むしろ年をとることを受け入れていると言います。 「賢くなるのが好きなんです。より意識的になるのも。自分が何を考えているのか知るのが好き。自分が考えることと、それが自分にとって正しいことだと知って、他の人たちから“承認”を得る必要はないと、心地よく感じることができるのが好きなんです」 また7歳からピアノを始め、若い頃から音楽業界で活動してきたアリシアは、時間とともに自分自身をどのように表現したいかを学んできたとも明らかに。そのうちの一つに、メイクや衣装で着飾ることの意味について考えたそう。 「顔も髪もきれいにし、すてきな服を着る。そんな鎧を着ていないと自分が快適で美しいと感じられないということに気づき、驚きました。どういうわけか自分は劣っているように感じるんです。でも、その鎧の下には何があるの? と悟りました。そのおかげで自分がどのように感じたいのか、さらには何を手放したいのか、自分自身と会話することができました」 そしてこの気づきによって、2016年にメイクをしないという決断に至ったアリシア。それまで考えてこなかったという、私たちがどれだけ社会的な美の基準に従っているかということを意識するようになったと言います。 さらに自身のビューティブランド「キーズ ソウルケア(Keys Soulcare)」を展開するアリシアは、昨年5月の<PEOPLE>誌で自分の意志でメイクするのを再開したことについて語りました。 「“美しさとは何か”を決めるのは私です。それが何であるかは誰も教えてくれませんし、私もそれが何であるかを誰にも言うことはできません。だからこそ、私とメイクアップと美しさの関係は、あるべき場所に来ました」 「私たちはよく完璧でなければならないというプレッシャーや、そのように見せなければならないというプレッシャーを感じることが多いように思います。私もそのプレッシャーを感じてきたし、経験もしてきました。だからその過程で自分が従うべき唯一の美の基準は、自分が創り出すものだと気づいたんです」 年齢を重ねることで自分が本当に求めていることに気づき、心地よいと感じられるものが何なのかを理解したアリシア。彼女の言うように、時間とともに得られる経験は自分を輝かせるものなのかもしれませんね。