吉田麻也「“勝って当たり前”というプレッシャーが選手を苦しめる」W杯アジア最終予選を戦う日本代表の大変さを語る
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう!」(毎週土曜9:30~9:55)。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう!”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です! 9月7日(土)の放送では、現在おこなわれているワールドカップ予選について語りました。
「2026年に開催される『FIFAワールドカップ26(以下:W杯)』は、出場国が32ヵ国から48ヵ国に拡大。また、5日(木)から始まっているアジア最終予選(3次予選)では、18チームが3グループに分かれて戦い、各グループ1位と2位が本大会の出場権を獲得。そして、3位と4位は4次予選のアジア・プレーオフに進み、残り2つの出場枠を争います」 吉田:日本はグループCに入り、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同組になりました。要注意国は、当たり前ですけどオーストラリアとサウジアラビアですね。とはいえ、バーレーン、中国、インドネシアもアウェイの試合は非常に難しい戦いになってくるかなと思います。 2026年W杯から、アジアの出場枠数が“4.5→8.5”に変わりました。つまり、アジアからは(最終予選、アジア・プレーオフの結果で)8チームが出場でき、1チームは大陸間プレーオフに回って出場枠を争います。これを聞くと、みんな思うんですよ“W杯は余裕で出場できるじゃん”“予選は勝って当たり前でしょ”と。この“勝って当たり前”というプレッシャーが選手を苦しめる、ということをご理解いただきたいなと思っています。 やっぱり、国と国をかけた戦いなので、どの国も威信をかけて戦ってきます。そして、(アウェイの場合)日本とヨーロッパから(対戦相手の)国を行き来しなければなりません。オーストラリアなんて、ヨーロッパからだと24時間以上かかりますからね! そういう大変な移動をしながら戦っていることも加味して、優しい目で応援していただけたらなと思います(笑)。 もちろん、枠が増えたのもあり(W杯に)出場するのは“当たり前”ですが、このプレッシャーは選手も十分理解していると思うので、見事に打ち勝って、また2026年W杯出場権を獲得してくれるでしょう! (TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう!」2024年9月7日(土)放送より)