英メディアが、J1でプレイする選手の中から、かつて海外挑戦し、今でも突出した実力を誇る選手5名を選出
30代でもまだまだ活躍
『PlanetFootball』が、現在のJ1リーグで活躍する選手の中から、かつて世界に羽ばたき、今でも世界で通用する突出した実力を持つ選手5名を紹介している。 [動画]今でも素晴らしいプレイを見せ続ける香川真司のプレイ集 今回の選出は、同メディアが独自にJ1の各クラブの選手リストを精査し、編集部の目に留まった5人の選手を紹介するという主旨で行われた。 まず同記事では、Jリーグについて、アジアで最も競争の激しいサッカーリーグの一つで、過去数十年間において多くのビッグネームがこのリーグに影響を与えたと紹介。事実、Jリーグ初期にはジーコ氏をはじめ、ゲイリー・リネカー氏やドゥンガ氏など、最近ではアンドレス・イニエスタ氏やフェルナンド・トーレス氏といった世界最高峰の選手がプレイしてきた。それらの事実は、日本だけでなく海外でも反響があり、海外の人々にJリーグの存在を知ってもらうきっかけにもなったことだろう。 そして同メディアが実際に選出した選手は以下の通りだ。各選手の経歴や特徴が詳細に書かれていることも興味深い。 一人目:香川真司 香川はイングランドでわずか2年間過ごしただけだったが、マンチェスター・ユナイテッドですぐにヒーローとしての地位を確立した。この日本人プレイメーカーは、オールド・トラッフォードでのデビューシーズンにプレミアリーグで優勝し、ノリッジ戦でのハットトリックを含む数々の記憶に残る瞬間を生み出した。彼は間違いなくボルシア・ドルトムント時代で最もよく知られており、同クラブに2度在籍し、200試合以上の出場を果たした。香川のファンは、彼が35歳になってもまだ活躍していることを知って喜ぶだろう。彼は2023年に少年時代を過ごしたセレッソ大阪に再加入し、今でも定期的に魔法のようなプレイを見せている。 二人目:宮市亮 「彼は世界中の多くのクラブを魅了する素質を持っている」。この言葉は、2011年にアーセナルが若き宮市選手と契約した際にアーセン・ベンゲル監督が語った言葉だ。彼のイングランドでのキャリアが本格的に成功することはなかったが、彼の素早いスピードと巧妙なテクニックは最初から明らかだった。このウインガーはプロとしてのキャリアの大半を怪我に悩まされ、特にプレミアリーグでの初期の頃はそれが彼の成長を妨げていたようだ。その後、宮市は2015年にアーセナルを退団。トップチームでの出場はわずか7試合だったが、幸いなことに母国でキャリアを軌道に戻すことができた。また彼は2022年に再び前十字靭帯損傷を負ったが、現在は復帰し、これまでのキャリアの中でも最高のサッカーを披露している。現在横浜F・マリノスでプレイし、活躍しているのは嬉しいことだ。 三人目:川辺駿 川辺はグラスホッパー・チューリッヒで頭角を現した後、2022年1月にウルブスに加入したが、プレミアリーグの同クラブで試合に出場することはなかった。このミッドフィールダーは、ウルブスに在籍してわずか1年後にスタンダール・リエージュに移籍し、昨年サンフレッチェ広島に加入して母国に戻った。まだ29歳の川辺はJ1リーグの移籍市場でも高く評価をされている選手であり、代表チームでも6試合に出場している。 四人目:武藤嘉紀 この日本人ストライカーは、ニューカッスル・ユナイテッド在籍中には、期待に応える活躍をすることはなかった。しかし公平に言えば、彼にはそれほど多くのチャンスが与えられなかった。武藤はプレミアリーグでわずか727分のプレイにとどまり、1ゴールを決めたが、その後すぐにセント・ジェームズ・パークから去った。幸いなことに、彼は日本でキャリアを軌道に戻すことができ、今ではヴィッセル神戸のトップ選手の一人となっている。日本のクラブで127試合に出場し、67ゴールという素晴らしい活躍を果たしている。これは悪くない成績だ。 五人目:長友佑都 長友はインテルで9シーズンプレイし、同クラブで200試合以上出場したにもかかわらず、イタリアでの在籍期間中に獲得したトロフィーはたった1つだけだった。しかし、その後に彼はガラタサライで数々のトロフィーを獲得し、2021年に日本に帰国。38歳となった今も元気にプレイを続け、FC東京のサイドバックとしてまだまだ活躍する力が残っている。
構成/ザ・ワールド編集部