「日本を、新しい未来へ」というキャッチコピーがつけられている自民党総裁選のポスター（2024年9月13日）

　政治ジャーナリストの田崎史郎氏が25日、TBS系「ひるおび」（月～金曜午前10時25分）に出演。大詰めを迎えた自民党総裁選（27日投開票）の現状について語った。田崎氏によると立候補者9人のうち、高市早苗経済安保相と石破茂元幹事長が頭一つ抜け出し、小泉進次郎元環境相が失速しているとした。 【写真】ウェディングドレスを着た高市早苗氏 　「小泉さんは発言で自分で失敗した。高市さんはリーフレットの効果があった。ルール違反ではないがフェアではない」と語った。高市氏がこのところ追い上げが急なのは、「元キャスターだけに発言が分かりやすく、伝わりやすい」と分析した。 　議員のうち、まだ100人ほどは「浮動票」となっている。各陣営はここの取り込みに必死になると予想。田崎氏は、「小泉さんは議員票をと一生懸命お願いして、必至の追い上げを図っている。まとまって票を動かせるのは麻生さん（麻生太郎副総裁）か、岸田さん（岸田文雄首相）」と語った。 　自民党総裁選には高市氏、石破氏、小泉氏のほか、小林鷹之前経済安保相、上川陽子外相、河野太郎デジタル相、加藤勝信元官房長官、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長が立候補している。