初日あいさつに珍しく拍手も…1横綱4大関総崩れ「明日から気合入れて」八角理事長がっかり
<大相撲夏場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館 15日間の入場チケット完売という盛況で迎えたスタートで、いきなり1横綱4大関総崩れという、衝撃のスタートとなった。 15年11月に急逝した北の湖前理事長(元横綱)の後を受け継ぎ、実質5期目に入った日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は初日恒例の協会あいさつで「入場券完売」の文言を発し謝意を示すと、館内からあいさつ途中では珍しく、拍手が沸き起こった。 「おかげさまで、ありがたいことです。いい相撲を見せるのが一番のファンサービス。お客さんあっての大相撲ですから」と報道対応で話した。これが大関4人が全員、敗れた直後の言葉。「今日、大関が4連敗して申し訳ない」とも話した。 だがその直後、今度は、しんがりで登場した横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)まで、新三役の小結大の里(23=二所ノ関)に敗れ、何と上位陣総崩れの結末に。報道対応の最後に「明日から気合入れてやってほしい」という言葉を残して引き揚げた。