12人重軽傷、集落が一時孤立 地震、愛媛・高知・大分復旧急ぐ
愛媛、高知両県で震度6弱を観測した地震で、両県と大分県で確認された負傷者は18日、重傷2、軽傷10の計12人となった。各地で断水や建物の損壊、落石による道路の通行止めも発生。各県は被害の全容把握と復旧作業を急いだ。 愛媛で7人が軽傷。高知県宿毛市で70代女性2人が顔や足の骨を折るなどして重傷、40代男性1人が軽傷。大分では大分市の70代女性と津久見市の80代男性が転倒するなどし軽傷を負った。 高知県檮原町の松谷地区は、倒木により一時孤立状態となったが、18日午前に解消。JR四国は18日始発から予讃線の一部と予土線で運転を見合わせたが、19日始発から全線再開の見込みという。 愛媛県大洲市や高知県宿毛市などでは水道管破裂や漏水が発生。国土交通省は、両県で少なくとも35戸が断水したと発表した。 文部科学省によると、両県の小中学校や高校など計約30校で、屋上の貯水槽漏れや窓ガラスの破損など施設の被害があり、15校が臨時休校した。