全員野球で初出場 体力自慢の能代松陽が目指すロースコアの勝利 センバツ出場校紹介
選手は大会の目標を「日本一」と口をそろえる。現校名では初めて出場した昨夏の甲子園は聖望学園(埼玉)に初戦で敗れ、森岡や大高ら当時2年生で出場したメンバーを中心に全国レベルとの差を痛感した。チームをまとめる大高は「春は経験したことを生かして、自分たちの野球で勝てるように頑張りたい」と雪辱を誓う。能代松陽らしい「全員野球」を徹底し、センバツ初勝利とその先の目標達成へと歩みを進める。
卒業生に元広島の近藤芳久さんら
2013年に能代北(女子校)と能代商が統合して創立した県立高。普通科▽国際コミュニケーション科▽情報ビジネス科――の3学科がある。校訓は「自主・創造・協働」。教育理念としてグローバルな視点を持ち行動する人材の育成を掲げ、海外や県内の他校の高校生と交流するなど国際的な教育を重視している。普通科と国際コミュニケーション科では第2外国語(韓国語、中国語、ロシア語)も学ぶ。 野球部は、夏の甲子園には前身の能代商を含め4回出場しており、11年には3回戦まで進出した。卒業生に元広島投手の近藤芳久さんらがいる。