【墓石】石材店だと「墓石」が100万円もします。実家の庭に大きな石があるので墓石に利用できないでしょうか?
墓石の決まりごと
「墓石はこの形でなければならない」と定められた法律はありません。しかし、霊園や墓地では、墓石の大きさや形について独自の規定が設けられていることが一般的です。 例えば、下記のような規定があります。 ・墓石の高さ(霊標の高さ・盛り土の高さなど)は〇センチメートル以内 ・和型の墓石のみ ・霊園や墓地が定めた形の墓石からしか選べない ・指定した石材店のみ ・囲障(外柵)の設置義務 霊園や墓地や墓地の規定に沿っていれば、好きな石を使えます。規定を確認し、心配であればプロである石材店や管理者へ相談するとよいでしょう。
庭の石を墓石として使う方法
まず、霊園や墓地で庭石が使えるかどうか規定を確認します。そして高さなど細かい規定を確認し、庭石がその規定内で使えるかどうかをチェックします。 例えば、囲障(外柵)の設置義務がある場合、庭の石だけではお墓をつくれないため、石材店に別途依頼しなければなりません。また、墓石の傾きなどが起こらないよう自重に耐える基礎工事を求められることもあります。 このような各種規定をクリアしながら墓石を建てる必要があるため、庭石を使うにしても、石材店へ依頼して区画内の整備が必要になることが多いでしょう。 実際に「世界にひとつしかない自然石墓」といった、思いが詰まった個人が所有する石や、自然の石の形をそのまま墓石として使ったお墓も人気が高まっています。墓石以外にも、囲障(外柵)や台石も合わせて整備して設置されています。 自分の好きな墓石に直接、または別の石板に「◯◯家」などの文字を彫って設置すれば立派な墓石です。庭の石でも工夫することで、一族に思い入れのある墓石として末永く大切にされるでしょう。
庭石も使えるが規定を確認しよう
自然石のような庭石も墓石として使うことは可能ですが、霊園や墓地の規定に沿うことが必要です。まずは規定を確認して必要な項目を管理者へ問い合わせ、石材店へ相談したうえですてきな墓石を建ててください。 出典 デジタル庁 e-Gov 法令検索 墓地、埋葬等に関する法律 株式会社鎌倉新書 いいお墓 第15回 お墓の消費者全国実態調査(2024年) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部