休息は悪...? 70歳の米人気司会者、壮大なキャリアの中で唯一後悔した"苦い過去"を明かし、人生のアドバイスを贈る
アメリカを代表する有名司会者オプラ・ウィンフリーにも、時に休息が必要だ。どんなに今が売れっ子で、どんなに"今しかない"と思っても。それがのちに、長いキャリアの「唯一の後悔」としてその後の自分を苦しめることとなってしまうのだから。 【写真】まさに「メディア女王」。オプラ・ウィンフリーのケタ外れ半生をチェック オプラが"失敗の選択"と感じているのは、2008年~11年までの約3年間の出来事。オプラ・ウィンフリー・ネットワークが始まり、オプラ・ウィンフリー・ショーが終わるという、非常に多忙な時期のことだった。 「番組がまだ大詰めの時に、新たなネットワークを立ち上げようなどという膨大な責任を負うべきではなかった。それが私の唯一の後悔。”全く違うやり方をすべきだった”件ね」とNBC の朝のニュース番組『Today』で、アメリカのお天気キャスター、アル・ローカーに述べた。 「番組を終了する時がきたと判断したのは自分。そこには後悔していない。私が後悔しているのは、同時にいくつものことをしようとしたこと」とオプラ。「どうすればいいのか分からない時は動いちゃいけない。何もしないで、ただじっとしていなさい。という自分の心の忠告に素直に従えば良かった。そういう時間を与えることだって出来たはずだから」と明かす。 つまり、自分自身の感情に耳を傾けるということが、彼女の人生の教訓だ。 「誰にも、正しいこととそうでないことを直感的に判断する生命力が自然に備わっている。それに反したことをすると、いつも失敗してしまう。ただじっとして、私の直感、私の心の小さな声や、みんなの声に耳を傾けたら、きっと失敗しなかった」と続けた。 年齢を重ねるにつれて、オプラが言う“自分の直感”に従うための経験値が少しずつ伴ってくる。それゆえ、2024年1月末に70歳を迎えたオプラも、年齢を重ねることや、今後の人生にワクワクしているという。 「自分が70歳になることに心からワクワクした。何歳になるのもワクワクするけどね。だって昔、私がまだ少女だった頃は、自分が60代や70代まで生きられるだなんて到底想像ができなかったもの。絶対死んでいると思っていたわ(笑)。とはいえ今は、残された時間がそう長くないことも分かるし、心穏やかに過ごしていたい気持ち。健康的に、できるだけ元気に暮らす。それが今の私にとって大切なことね」とオプラは明かした。
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