ヘンリー王子、イギリスに単独帰国 和解が噂されたチャールズ国王やウィリアム皇太子とは面会せず
国連総会ハイレベルウィークに合わせてニューヨークを訪問、チャリティ組織のイベントやシンポジウムに出席したヘンリー王子。今週初めにイギリスに帰国した。 【写真】チャールズ国王がパパの表情を見せたレアなスナップ集
目的はチャリティ組織「ウェルチャイルド」の授賞式に出席するため。これは病気の子どもたちをサポートする組織で、授賞式では子どもたちやその家族、介護者たちを称える。王子は16年前からこの組織を支援。王室離脱後もパトロンを続ける数少ない組織の1つであることから、王子にとって非常に大切なチャリティであると見られている。王室時代にはメーガン妃もこの授賞式に出席していたが、今回は帰国そのものに同行しなかった。
5月にはインビクタス発足10周年を祝うミサに、8月末にはダイアナ元妃の義理兄の追悼式に出席するためにイギリスに帰国している王子。追悼式にはウィリアム皇太子も出席していたが、2人は接触しなかった。結果としてどちらの帰国でも王子がロイヤルファミリーすることはなかったが、今回も同様。王子がチャールズ国王やウィリアム皇太子と対面する予定はないという。雑誌『ピープル』が報じている。
新聞「デイリーメール」によると王子の帰国中、国王はスコットランドのバルモラルに滞在中。ウィリアム皇太子はウィンザーにある一家の邸宅、アデレードコテージにいる。王子の方から訪ねることもできる距離だが、そうはしないことが王子とロイヤルファミリーの間にある溝を物語っていると見るイギリスマスコミも多い。また王室は9月初めに40歳の誕生日を迎えた王子をSNSで祝福していた。そのため国王や皇太子が和解を望んでいるのではないかと囁かれたこともあったが、そういうわけではなかったよう。
ウェルチャイルドを訪れた王子は終始笑顔。式の前には子どもたちや家族と直接対面、言葉を交わした。また授賞式では「複雑な医療的ニーズを抱えつつ生きている子どもたちの、驚くべき勇気や功績を称えることができて光栄だ」とコメント。「このような素晴らしい若者たち、彼らをたゆまず支える献身的な介護者、看護師、専門家たちは私たちに勇気を与えてくれる。そんな素晴らしい人たちを表彰できるのは本当に名誉なことだ」と話した。