【第3回WUBS】フィリピン勢としてWUBSで2チーム目のタイトル獲得を目指す名門デ・ラサール大【リバイバル記事】【バスケ】
過去2年間のWUBS(Sun Chlorella presents World University Basketball Series=世界大学バスケットボール選手権)にフィリピン代表として2大会連続で出場したアテネオ・デ・マニラ大は、第1回大会で初代王者となった後、昨年の第2回大会でもベスト4入りと好成績を残している。第3回目を迎える今年の大会で初出場するデ・ラサール大はどうだろうか。デ・ラサール大についての基本的な情報については次ページにまとめるとして、何よりも注目すべきポイントを先にチェックしていこう。 ※この記事はWUBS2024開催発表からまもなくの今年4月に月刊バスケットボールWEBで掲載した内容です。 デ・ラサール大はフィリピンの大学スポーツの統括団体の一つであるUAAP(University Athletic Association of the Philippines)の直近シーズン(シーズン86)で王座に就いたチームだ。それを含めこれまでにUAAPを10回制しており、今回の優勝は2016年以来7年ぶりとなる歓喜の古豪復活だった。 UAAPのバスケットボールは、マニラ近郊の8大学がホーム&アウェイで1度ずつ対戦する総当たり戦のレギュラーシーズン14試合が最初に行われる。その中で4強入りを果たしたチームが決勝ラウンドに進み、一発勝負のセミファイナルと2戦先勝の3試合シリーズによるファイナルで王座を決める。 デ・ラサール大は、秋口からのレギュラーシーズン序盤に2勝3敗と黒星が先行していた。しかし以降の9試合で全勝して11勝3敗で2位となり、セミファイナルではナショナル大を97-73で撃破。ファイナルでは、アテネオ・デ・マニラ大をセミファイナルで下したレギュラーシーズン1位のフィリピン大に初戦で67-97と大敗を喫しながら、GAME2を82-60で取り返し、GAME3で73-69と接戦をものにして王座奪還に成功した。