女性議員数はアジアトップクラスの台湾国会 4割超、クオータ制導入「男性議員の質も上がる」
一方、日本では2018年5月に「政治分野の男女共同参画推進法」が成立。国政や地方選で政党に候補者数の男女均等を促すが、努力義務のため罰則はない。2021年10月の衆院選で当選した女性の比率は10%に満たなかった。 申氏は「自民党1強」の日本では有権者の選択の幅が狭いとし「女性の政治参画を大幅に進める時期に来ているのではないか」と述べた。 クオータ制は議席などが多数派に偏らないよう人種や性別ごとに一定の人数や比率で優先枠を設ける仕組み。クオータは英語で「割り当て」を意味し、少数者の発言権の確保や男女格差の是正に効果があるとされる。一方で、有権者の意思を無視しており民主主義に反するとの指摘もある。海外では、上場企業の役員など民間分野での導入例もある。