おかえりなさい! 沖縄・九州南部生息のチョウ「メスアカムラサキ」が徳島に飛来、8年前も撮影に成功した男性がまたも撮影
沖縄県や九州南部に生息するチョウ「メスアカムラサキ」が海陽町に飛来し、徳島蝶の会会員の有田忠弘さん(65)=同町大里=が撮影した。県立佐那河内いきものふれあいの里ネイチャーセンターによると、徳島県内での確認は2016年9月以来、8年ぶり。 黒い羽に大きな白斑が特徴的な雄で、羽を広げた大きさは6~7センチほど。雌が鮮やかなオレンジ色の羽を持つことが名前の由来。14日午前11時ごろ、同町大里の松林でツワブキの花に止まっているのを有田さんが発見した。 大原賢二ネイチャーセンター長によると、原因は分かっていないが、近年、南方の生息地ではメスアカムラサキの確認が難しくなっているという。 8年前にメスアカムラサキを撮影したのも有田さんだった。「再び撮影することができて驚いた。これからも貴重なチョウを写真に収めたい」と語った。