相次ぐ強盗 市川市、防犯カメラ灯100台設置へ
首都圏で相次ぐ強盗事件で市川市が事件現場の一つになったことを受け、市は1日までに、緊急対策としてカメラ付き防犯灯100台を市内に設置すると発表した。犯罪抑止効果を高め、住民の不安低減につなげる。関連経費約2千万円を盛り込んだ補正予算案を12月の市議会定例会に提出し、可決されれば年度内に設置を開始する。 市によると、設置するのは防犯灯とカメラの一体型で、LED電球を使う。画像を取り出すにはパスワードの入力が必要なため第三者が容易に抽出・保存・再生できない構造。 予算案が可決されれば、自治会の要望や警察の意見を聞いて設置場所を決め、本年度内に設置を始める。市内には市、自治会、商店会などが防犯カメラを1335台(昨年12月末現在)設置しており、担当者は「繁華街に相当数が設置されているので今回は住宅街が中心では」とみている。 市が今夏に行ったタウンミーティングでは、自治会役員から防犯カメラ設置の要望が多く寄せられた。