西武の復活を支える”徳島OB8人組”がキャンプで躍動中! ルーキー宮澤は3球団競合ドライチとともに高評価!
2024年シーズンはNPB7球団に計16名の現役選手が在籍している「育成最強集団」四国アイランドリーグplus所属の徳島インディゴソックス。そのうち半数となる8名が、埼玉西武ライオンズで奮闘を続けている。そこで今回は徳島インディゴソックスから巣立った彼らの現在地を追ってみたい。 【一覧】徳島インディゴソックスの新入団選手21人 宮崎県日南市のA班(一軍)キャンプ参加中なのは2023年4月に支配下となり、一軍に29試合出場した3年目の古市 尊捕手(高松南・2021年育成1位)、ルーキー右腕の宮澤 太成投手(長野-北海道大・2023年5位)、2年目育成外野手の日隈 モンテル外野手(金光大阪-OBC高島-琉球ブルーオーシャンズ・2022年育成2位)の3名である。 特に宮澤は育成指名含むルーキー13名のうち、ドラフト1位左腕の武内 夏暉投手(八幡南-國學院大)、シンカーを決め球とするドラフト7位右腕・糸川 亮太投手(川之江-立正大-ENEOS)と共にA班キャンプスタート。日隈 モンテルも育成選手ながら2月16日に初の一軍合流を果たした。いまや正捕手の座も視野に入れる古市を追っての支配下登録へ、期待が大きく高まっている。
高知県高知市で行われているB班(ファーム)キャンプでは、昨年までの4年間で一軍211試合出場の岸 潤一郎選手(明徳義塾-拓殖大中退・2019年ドラフト8位)ら5名が参加中。2月17日に行われた古巣との交流戦では、岸が6番左翼手で先発し元気な姿を見せると、昨年育成ドラフト1位指名の大型左腕・シンクレア ジョセフ 孝ノ助投手(ジョンオリバー-コチス短大-メアリー大)も独特の軌道を示すスライダーを軸に9回表を無安打1奪三振無失点。存在感を示した。
また、この日は登板のなかったが、一軍47登板を経験し、怪我からの復活を目指す伊藤 翔投手(横芝敬愛・2017年3位指名)と昨年二軍戦で2年ぶりに勝利をあげた上間 永遠(柳ヶ浦・2019年7位指名)の両右腕も、試合前後には徳島インディゴソックス関係者へあいさつに訪れるなど、支配下復帰へ向けて順調に調整を進めているようだ。
一方、育成ドラフト2位指名後、投手から内野手に転向したルーキー・谷口 朝陽内野手(広陵・2023年育成ドラフト2位)が練習中に負傷。関係者の話によると「復帰までしばらくかかりそう」なのは誠に残念であるが、それぞれの選手たちが日々のトレーニングから逆算して目標をクリアしようとしていく様は、まさに徳島インディゴソックスで培ったもの。 埼玉西武ライオンズの8選手ばかりでなく、16名の徳島インディゴソックスOB選手たちには「インディゴ魂」を随所で発揮してほしい。