<サッカー>33歳の孫興慜の運命は…欧州冬の移籍市場開幕
欧州サッカーの冬の移籍市場が開かれた。自由契約選手(FA)資格取得を控えた孫興慜(ソン・フンミン、33)の去就に関心が集まる。 孫興慜とトッテナムホットスパーの契約は今年6月までだ。トッテナムは昨年の最終日まで孫興慜と複数年再契約も1年延長オプション行使もしなかった。これを受け、孫興慜は新年初日から「ボスマンルール」が適用される。現所属チームとの契約が終わる6カ月前から球団の同意や移籍料に関係なく自由に移籍交渉ができるという規定(ルール)だ。英フットボールロンドンは1日、「孫興慜はトッテナムを離れると予想される。10年間の同行を終えて各自の道を進む適切な時期となる可能性がある」と予想した。 新年初日にイングランドプレミアリーグ(EPL)、仏リーグ1、独ブンデスリーガの冬の移籍市場が開かれた。スペインのプリメーラ、イタリアのセリエAは2日からだ。締め切り日はほとんどが来月3日(現地時間)だ。トッテナムと延長契約なくシーズンを終えれば孫興慜はFAとなる。移籍料は発生しない。すでにバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリード(以上スペイン)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、ACミラン(イタリア)、フェネルバフチェ、ガラタサライ(以上トルコ)など多くのビッグクラブが孫興慜の次の所属チーム候補に浮上した。 孫興慜がトッテナムに残留する可能性が依然として大きいというのが、現地メディアの支配的な分析だ。孫興慜は2015-16シーズンに入団し、今季(2024-25シーズン)まで10シーズン連続でトッテナムで活躍している。公式試合430試合に出場して169得点した。143年の歴史を誇るトッテナムの歴代得点ランキング4位だ。2021-22シーズンには23得点でEPL得点王(1位タイ)となった。 30代半ばという年齢を考慮すると、長期契約は現実的に難しい。スピードを武器とする選手という点で下り坂に差し掛かっているからだ。今季リーグ5得点という点も孫興慜に不利だ。チーム最高水準の年俸(約180億ウォン、約20億円)も負担となる。トッテナムとしては孫興慜と1年延長契約をした後、巨額の移籍料を受けて移籍させるのが最善というのが海外メディアの分析だ。