なぜ女子の部活に男子マネージャーはいないのか…女子集団に男子がいることで生まれる女子マネ以上の効果
箱根駅伝で2度、全日本大学駅伝で3度の優勝を誇る神奈川大の大後栄治部長兼総監督は日本体育大時代にマネージャーとしてキャリアを積んで、指導者として活躍した。 特に男子にとっては身近な野球やサッカーなどは、プレイヤーとしての限界を感じて、高校では運動部入部を断念する者もいる。しかし、選手ではなくても運動部で“活躍”することは十分可能だ。 ■自分のためではなくチームのために動く この経験は、社会人生活などその後の人生に生かすことのできる貴重な時間となるはずだ。令和の日本スポーツ界は男子マネージャーの存在がチームを大きく変える可能性を秘めていると筆者は感じている。きっと女子チームで活躍する男子マネを主人公にした漫画がヒットすれば、時代は大きく変わるだろう。 ---------- 酒井 政人(さかい・まさと) スポーツライター 1977年、愛知県生まれ。箱根駅伝に出場した経験を生かして、陸上競技・ランニングを中心に取材。現在は、『月刊陸上競技』をはじめ様々なメディアに執筆中。著書に『新・箱根駅伝 5区短縮で変わる勢力図』『東京五輪マラソンで日本がメダルを取るために必要なこと』など。最新刊に『箱根駅伝ノート』(ベストセラーズ) ----------
スポーツライター 酒井 政人