冬に動く? 移籍に注目の欧州日本人(5)大エースの後継者候補に?プレミアクラブが注目するストライカー
欧州主要リーグの冬の移籍市場が開いており、日本人選手の移籍もいくつか成立している。多くのリーグでは1月末に移籍市場は閉まるが、ギリギリで決まる移籍もあるはずだ。今回は、欧州でプレーする選手の中から、今冬に移籍する可能性がある日本人選手をピックアップした。
FW:古橋亨梧(ふるはし・きょうご) 生年月日:1995年1月20日(29歳) 所属クラブ:セルティック(スコットランド) 23/24リーグ戦成績:22試合8ゴール3アシスト スコットランドを沸かせるストライカーは、移籍市場が開くたびに動向が注目されている。 2021年にヴィッセル神戸からスコットランドのセルティックへの完全移籍を果たした古橋亨梧は、すぐさまレギュラーの地位を確立。2年目の昨季はリーグ戦36試合で27ゴールを挙げてリーグ得点王となり、リーグ優勝に大きく貢献している。今季は負傷離脱の影響もあって昨季ほどのペースではないが、すでに8ゴールと3季連続のリーグ戦2桁得点に王手をかけつつある状況だ。 スコティッシュ・プレミアシップ屈指のゴールゲッターとなった同選手に対しては、プレミアリーグのクラブが興味を持っているようだ。恩師であるアンジェ・ポステコグルーが指揮官に就任したトッテナムへの移籍が注目されていたが、現時点で有力な報道は出ていない。 しかしながら、ブレントフォードが獲得に関心をもっていると昨年12月に英メディア『TEAM Talk』が伝えている。ブレントフォードは今夏の移籍市場でイングランド代表FWイヴァン・トニーを失う可能性がある。カウンター戦術を志向するブレントフォードではトニーの高い決定力が大きなカギを握っており、スコットランドで得点を量産する古橋にも同様の役割を期待しているのかもしれない。 AFCアジアカップカタール2023では招集メンバー外になってしまった。上田綺世や浅野拓磨、前田大然、それに新たに細谷真大が1トップのポジション争いに加わり、古橋の序列が下がったことが理由の1つだろう。昨夏にはセルティックと2027年夏までの新契約を結んだが、この冬、もしくは夏の移籍市場でステップアップすることはあるのだろうか。
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